THS-白衣NET

2017年04月30日

HCV 治療薬

HCV(C型肝炎ウイルス)の治療薬は
近年最も治療の進歩が著しい分野の一つです。
HCV オムビタスビルの発表があったのがついこの前ですが、
既につい数年前と現在では隔世の感があります。

歴史的には
インターフェロン
→リバビリン・PEG IFN
→protease (DAA)
と進んできました。

C型肝炎が不治の病というのはもう昔のお話。
2017年4月現在では
完治させるのが当たり前で、
むしろ放置していたら裁判で負ける!
という疾患になっています。

HCVの治療薬の一覧を作ってみました。

インターフェロン

リバビリン:プロテアーゼ阻害薬

NS3阻害薬
 第一世代:IFN併用
  テラプレビルTVR
  ボセプレビル
  →ペグインターフェロン及びリバビリンとの併用なので使われなくなった
 第二世代:IFN併用
  シメプレビルSMV
  バニプレビルVAN
 第二世代:IFNフリー
  アスナプレビルASV
  パリタプレビルPTV:NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬
  グラゾプレビルGZR
 Pan-Genotype
  グレカプレビルGLE
  ホキシラプレビルVOX

NS5A阻害薬
 第一世代
  ダクラタスビルDCV
  レジパスビルLDV
  オムスタビルOBV
  エルバスビルEBV
 Pan-Genotype
  ピブレンタスビルPIB
  ベルパタスビルVEL
  MK-8408

NS5B阻害薬
 核酸型
  ソホスブビルSOF
  MK-3682
 非核酸型
  ベクラブビルBEC
  ダサブビルDSB

本当に医療の現場は強烈に学び続けないと
すぐに時代遅れの間違った治療をしてしまいますね。

お役に立てば♪



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タグ:HCV 治療薬 一覧
posted by いしたん at 08:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月29日

当直明け

当直明けです☆眠い!!!そして朝の光が清々しい♪

昨日は本物がばかりで、
沢山の医師に助けていただきました。感謝!

金曜日の当直は次の日がお休みなので好きです。
飲みに行けないのは残念だけど!
今日の過ごし方は、食って寝ることにします♪

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posted by いしたん at 09:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医師 気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

薬剤性肝障害

薬剤性肝障害は
(英語ではDrug induced liver injury、DILIです)
薬を使っていく全ての医者が
直面する疾患です。

ガイドラインがあれば
分かり易いのですが、
少なくとも日本語ではないと思います。
(2017年4月いしたん調べ)

ま、薬をやめればいいわけですから、
とにかく診断できれば良いのかもしれません。

診断基準としては、
DDW-J 2004のスコアリングが
客観的に説明し易いかもしれません。
少しスコアをつけるのは煩雑ですが。

原文も公開されていますので
読んでいただけると良いと思いますが、
何となく分かりにくかったので
以下に書いておきます。

@まずはタイプ分けをしましょう。
肝細胞障害型:ALT > 2N & ALP ≦ N or ALT/ALP比≧5
胆汁うっ滞型:ALT ≦ N & ALP > 2N or ALT/ALP比≦ 2
混合型:ALT > 2N & ALP > N & ALT/ALP比 2-5
※N:正常上限値

A肝細胞障害型の場合
・発症までの期間
 投与中
  初回投与:5-90日(+2)、-4・91-日(+1)
  再投与:1-15日(+2)、16-日(+1)
 投与中止後
  初回投与:-15日(+2)、16-日(+1)
  再投与:-15日(+2)、16-日(+1)

・経過
 投与中止後のALTのピーク値と正常上限との差
  8日以内に50%以上の減少(+3)
  30日以内に50%以上の減少(+2)
  30日以内に50%未満の減少(0)
  30日後も50%未満の減少か再上昇(-2)
 投与続行及びデータ変化が不明(0)

・危険因子:飲酒あり(+1)、なし(0)

・薬物以外の原因
 カテゴリー1、2が全て除外(+2)
 カテゴリー1が全て除外(+1)
 カテゴリー1の4・5項目が除外(0)
 カテゴリー1の除外が3項目以下(-2)
 薬物以外の原因が濃厚(-3)

  ※カテゴリー1
   HAV(IgM HA抗体)
   HBV(HBs抗原)
   HCV(HCV抗体)
   胆道疾患
   アルコール
   ショック肝

  ※カテゴリー2
   CMV(IgM CMV抗体)
   EBV(IgM EB VCA抗体)

・過去の肝障害の報告:過去の報告や添付文書に記載あり(+1)、なし(0)

・好酸球増多(6%以上):あり(+1)、なし(0)

・DLST:陽性(+2)、擬陽性(+1)、陰性 or 未施行(0)

・偶然の再投与
 単独再投与でALT倍増(+3)
 初回肝障害時の併用薬と共に再投与でALT倍増(+1)
 初回肝障害時と同じ条件で再投与でもALT増加は正常域内(-2)
 再投与なし or 判断不能(0)

B胆汁うっ滞型 or 混合型の場合
・発症までの期間
 投与中
  初回投与:5-90日(+2)、-4・91-日(+1)
  再投与:1-90日(+2)、91-日(+1)
 投与中止後
  初回投与でも再投与でも:-30日(+2)、31-日(+1)

・経過
 投与中止後のALPのピーク値と正常上限との差
  180日以内に50%以上の減少(+2)
  180日以内に50%未満の減少(+1)
  不変・上昇・不明(0)
 投与続行及びデータ変化が不明(0)

・危険因子:飲酒 or 妊娠あり(+1)、なし(0)

・薬物以外の原因
 カテゴリー1、2が全て除外(+2)
 カテゴリー1が全て除外(+1)
 カテゴリー1の4・5項目が除外(0)
 カテゴリー1の除外が3項目以下(-2)
 薬物以外の原因が濃厚(-3)

  ※カテゴリー1
   HAV(IgM HA抗体)
   HBV(HBs抗原)
   HCV(HCV抗体)
   胆道疾患
   アルコール
   ショック肝

  ※カテゴリー2
   CMV(IgM CMV抗体)
   EBV(IgM EB VCA抗体)

・過去の肝障害の報告:過去の報告や添付文書に記載あり(+1)、なし(0)

・好酸球増多(6%以上):あり(+1)、なし(0)

・DLST:陽性(+2)、擬陽性(+1)、陰性 or 未施行(0)

・偶然の再投与
 単独再投与でALP(T. Bil)倍増(+3)
 初回肝障害時の併用薬と共に再投与でALP(T. Bil)倍増(+1)
 初回肝障害時と同じ条件で再投与でもALP(T. Bil)増加は正常域内(-2)
 再投与なし or 判断不能(0)


>>>
総スコア-2:可能性が低い。
総スコア3-4:可能性あり。
総スコア5-:可能性が高い。

薬剤性肝障害だった場合に
薬をやめてどのくらい以内に改善してくるのか、
こういう基準をみていると参考になりますね♪



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posted by いしたん at 20:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

病院 コンビニ

病院の中にコンビニがあるのは
珍しくはなくなりました。

品揃えも一般的な売店より良いので
大変お世話になっています。
レジデントくんなんかは
『僕の体の90%はローソンでできてますわ』
なんて言ってます。

でも、、、

24時間はやっていない!
患者さんは眠っちゃいますからね。

わかりますよ〜。
お客さんがいないときに
開店してても意味がないですからねー。

でも、、、

当直のときとか急変のときが辛い。

コンビ二が閉店してしまうと
むしろ医者が空腹で死にそうです。笑

昨日は閉店したコンビニの前で
絶望して立ち尽くしている
研修医ちゃんがいました。笑

出前をとってあげましたけどね。笑



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posted by いしたん at 10:14 | Comment(3) | TrackBack(0) | 医師 気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

母乳 薬

母乳は単なる栄養に留まらず、
児と母の関係性構築などにも
非常に重要なものです。

薬を使うときは
子供への影響も気になるところ。

ただ、授乳婦への投薬については
正しい情報をとりにくいです。

本がお好みなら絶対これです♪
Drugs in Pregnancy and Lactation: A Reference Guide to Fetal and Neonatal Risk

WebがいいならLactMedがいいでしょう。

もし相談したければ妊娠と薬情報センターに
電話してみるといいでしょう。

子供に余計な薬の影響を出さずに
母親をしっかりと治療する。
重要なことです。

医療者も患者さんも
正しい情報をしっかりととって下さい。


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タグ:影響
posted by いしたん at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 産婦人科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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