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2019年09月29日

DIC 診断基準

DICの診断基準が新しくなっています。

少し古めの教科書を持つ研修医くんが
日本救急医学会(2005年)の急性期DIC診断基準とか
厚生省DIC診断基準(1980年作成、1988年改定)とかで
診断しようとしていました。

それぞれ感度を高めたため特異度が低くなったとか
造血器悪性腫瘍には適応できないとか、
臨床症状が出ないとDICの診断にならないので
早期診断に不向きとか
感染症によるDICの感度が低いなどが
問題として挙げられていました。

そこで日本血栓止血学会DIC診断基準2017年版が発表されました!

 前提
  DICの基礎疾患がある
   ※複数の基礎疾患が存在する場合は基本型を用いる
  説明のつかない血小板減少 or フィブリノーゲン低下 or FDP上昇
  血栓性疾患(静脈血栓塞栓症など)がある
  産科・新生児領域ではない

 造血障害あり
  骨髄抑制・骨髄不全・末梢での血小板破壊や凝集などDIC以外の血小板数低下の原因が存在すると判断される場合
   ※寛解状態の造血器腫瘍は入れない
  >>>造血障害型診断基準を用いる
    FDP(μg/mL)
     <10(0)
     10≦<20(1)
     20≦<40(2)
     40≦(3)
    フィブリノゲン(mg/dL)
     150<(0)
     100<≦ 150(1)
     ≦100(2)
    プロトロンビン時間比
     <1.25(0)
     1.25≦<1.67(1)
     1.67≦(2)
    アンチトロンビン(%)
     70<(0)
     ≦70(1)
    TAT or SF or F1+2
     基準範囲上限の2倍未満(0)
     基準範囲上限の2倍以上(1)
    肝不全
     なし(0)
     あり(-3)
    >>>4点以上で診断

 造血障害なし
  感染症あり
   >>>感染症型診断基準を用いる
    PLT(×10^4/μL)
     12<(0)
     8<≦12(1)
     5<≦8(2)
     ≦5(3)
     5万以上の場合で24時間以内に30%以上の減少(+1)
     ※ただしPLTの項目の最高点は3点
    FDP(μg/mL)
     <10(0)
     10≦<20(1)
     20≦<40(2)
     40≦(3)
    プロトロンビン時間比
     <1.25(0)
     1.25≦<1.67(1)
     1.67≦(2)
    アンチトロンビン(%)
     70<(0)
     ≦70(1)
    TAT or SF or F1+2
     基準範囲上限の2倍未満(0)
     基準範囲上限の2倍以上(1)
    肝不全
     なし(0)
     あり(-3)
    >>>5点以上で診断

  感染症なし
   >>>基本型診断基準を用いる
    PLT(×10^4/μL)
     12<(0)
     8<≦12(1)
     5<≦8(2)
     ≦5(3)
     5万以上の場合で24時間以内に30%以上の減少(+1)
     ※ただしPLTの項目の最高点は3点
    FDP(μg/mL)
     <10(0)
     10≦<20(1)
     20≦<40(2)
     40≦(3)
    フィブリノゲン(mg/dL)
     150<(0)
     100<≦ 150(1)
     ≦100(2)
    プロトロンビン時間比
     <1.25(0)
     1.25≦<1.67(1)
     1.67≦(2)
    アンチトロンビン(%)
     70<(0)
     ≦70(1)
    TAT or SF or F1+2
     基準範囲上限の2倍未満(0)
     基準範囲上限の2倍以上(1)
    肝不全
     なし(0)
     あり(-3)
     ※定義は
      急性肝不全
       正常肝 or 肝機能正常状態への肝障害で初発症状出現から8週以内に高度の肝機能障害に基づいてプロトロンビン時間活性が40%以下ないしはINR値1.5以上
      慢性肝不全
       肝硬変のChild-Pugh分類B or C(7点以上)
    >>>6点以上で診断

いしたんの言葉で言い換えているところもあります。
『日本血栓止血学会DIC診断基準2017年版』を
ググってみるとそのページが出てきますので
確認をしてみてください。

卒業前の学生の頃に習ったものさえ
既に古い知識になるのです。
アップデートは必須ですね!

DICのことを知りたければ



しみじみわかる血栓止血 Vol.1 DIC・血液凝固検査編

この教科書はオススメです。

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posted by いしたん at 22:35 | Comment(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月28日

凝固因子

凝固因子って何となく
覚えていたつもりですが、
調べてみると自分の記憶力のなさを
改めて自覚しました。汗

■凝固因子
I:フィブリノゲン
II:プロトロンビン
III:組織因子
IV:カルシウムイオン
V:ACグロブリン
VI:欠番
VII:プロコンバーチン
VIII:抗血友病因子
IX:クリスマス因子
X:スチュワート因子
XI:PTA
XII:ハーグマン因子
XIII:フィブリン安定化因子

と番号だけではなく言葉での名前もありますし、
欠番があったりもするんですね。

これが以下のような
カスケードを構成しています。

●凝固カスケード
内因系(細胞表面接触)
 XII→XIIa
  XI→XIa
   IX→IXa(IXaが働く時にVIIIが必要)

外因系(組織因子)
 VII→VIIa

共通部位
 X→Xa
  II→IIa
   fibrinogen→fibrin

線溶系を理解するにしても
まずは凝固因子からでしょう。

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posted by いしたん at 22:43 | Comment(0) | 血液内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

当直明け 外来

当直明けの外来が一番辛いっす。

朝から超重症な髄膜炎の患者さんが当たり、
集中治療室からなかなか
出られない1日を過ごしました。

そのまま大忙しの当直に突入!
切れ目があまりなくて
3時間の睡眠でした。

で次の日は怒涛の外来でした。
集中力が途切れそうになりつつも
患者さんのフォローで走り抜けられました。

「今日当直明けなので少しでも
 おかしいなーと思うことがあったら
 遠慮なく言ってくださね」
と最初に言ってたのが
よかったかもしれません。

病欠の代理の急遽の当直とはいえ
外来前日はできれば避けたいものです。

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posted by いしたん at 15:12 | Comment(0) | 医師 気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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