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2019年09月26日

慢性DIC

慢性DICという疾患があるんですね。

不勉強な自分はDICとは
基本的には急性のものだと
しっかり思い込んでいました。

今まで原因不明とされてきたようですが、
出血を繰り返しまくっている患者さんが
救急搬送されてきました。

CT検査で大動脈瘤が偶然見つかりました。
心臓血管外科にみていただいたところ
その出血傾向は慢性DICだよと
一発診断でした。

勧められた本にはしっかりと書かれてました。



臨床に直結する血栓止血学 改訂2版

外来でのDICでは動脈瘤に起因した
慢性DIC(線溶充進型DIC)は
結構多いらしいです。

動脈瘤症例では必ず血液凝固検査を行うこと!
逆に原因不明のFDPやD-dimer上昇があれば
深部静脈血栓症だけじゃなく動脈瘤の有無を
検索するべきだと教えていただきました。

よく分からない出血を繰り返す症例があれば
是非一度は動脈瘤からの慢性DICを
検討してみてはどうでしょうか。

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posted by いしたん at 21:42 | Comment(0) | 血液内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月25日

転院 同乗

転院のために救急車に同乗しました。
久々でした。

意識障害ということで運ばれてきた患者さんが
その後過量服薬で自殺企図だったと
判明した症例でした。

そして目が覚めて開口一番、
「生き残ってしまった」
「死にたい気持ちがある」
ということで自傷のリスクが高いと判断して
急いで精神科病棟のある病院に
転院搬送したのでした。

昭和49年12月13日付け消防安第131号消防庁安全救急課長通知で
責任は医療機関の責任とされているようです。
つまり搬送中の容体管理は転院元の医師の責任。

ということで何かあってはいけないと
救急車に同乗することに。

致命的なことにワタクシ
車酔いしやすい体質です。笑

車をかき分けてグネグネと
走っていく救急車はまじでヤバイのです。
隣に患者さんがいて
モニターなど見なくてはいけないけれど
自分がしんどくなるので
なかなか難しかったです。

やっぱり乗り心地は最悪でした。
帰りのタクシーに乗るまで
小一時間の休憩が必要でした。

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posted by いしたん at 17:19 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月24日

肝性脳症

肝性脳症の診断基準は意外と
あるようでないのです。

それは昏睡度によって
全く違った症状をきたしますし、
血清アンモニア上昇がみられない
ミニマル肝性脳症というものも存在するため
検査値だけでも決まりません。

色々な総説やガイドラインを見ても
"総合的"な判断と記載されています。

一番難しい言葉ですよね、
総合的な判断って。。。笑

とぼやいていても仕方がないです。

まずは現状どうやって診断するかを
知っておくことからです。

肝性脳症昏睡度分類(犬山シンポジウム 1982年)が
日本では診断に使われています。

 昏睡度I
  睡眠-覚醒リズムの逆転
  多幸気分、時に抑鬱状態
  だらしなく、気に留めない
  ※レトロスペクティブにしか判定できないことが多い
 昏睡度II
  指南力障害(時・時間)、物を取り違える
  異常行動(お金を撒く・化粧品をゴミ箱に捨てるなど)
  時に傾眠状態(普通の呼びかけで開眼し会話可能)
  無礼な言動があるが医師の指示に従う
  ※興奮状態なし、尿・便失禁なし、羽ばたき振戦あり
 昏睡度III
  しばしば興奮状態 or せん妄状態を伴い反抗的態度をみせる、傾眠状態
  外的刺激で開眼しうるが医師の指示に従わない or 従えない(簡単な命令には応じる)
  ※羽ばたき振戦あり、指南力は高度に障害
 昏睡度IV
  昏睡(完全な意識消失)
  痛み刺激に反応する
  ※刺激に対して払いのける動作や顔をしかめるなどはみられる
 昏睡度V
  深昏睡
  痛み刺激にも全く反応しない

これを見て驚くのはアンモニアなどの
検査値というものが全く入ってない
ということです。。。笑

ちなみにWest Haven criteriaが
欧米では診断に使われているようです。
(Hepatology. 2002 Mar;35(3):716-21.)

肝性脳症は救急でも運ばれてくる疾患です。
どの科に進むにしても
知っておきたい疾患の一つです。



慢性肝炎・肝硬変の診療ガイド2019

参考にどうぞ!

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posted by いしたん at 21:01 | Comment(0) | 消化器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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