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2019年09月23日

虫垂炎

虫垂炎の見逃しは避けたいですね。

胃腸炎として帰してはいけません。
先日胃腸炎が治らないと救急にやってきた
患者さんが虫垂炎でした。

虫垂炎の診断基準はないのですが
臨床的なスコアリングが知られています。

Alvarado score(MANTRELSスコア)です。
 心窩部から右下腹部への痛みの移動(1点)
 食思不振(1点)
 嘔吐(1点)
 右下腹部痛(2点)
 反跳痛(1点)
 37.3℃以上の発熱(1点)
 白血球数10,000/μL以上(2点)
 白血球の左方移動(>75%好中球)(1点)
 >>>
 4点以下は虫垂炎は否定的(感度99%)
 7点以上は急性虫垂炎が疑われる(感度76.3%、特異度78.8%)

(Ann Emerg Med. 1986 May;15(5):557-64.)

これは虫垂炎の除外に役立つとされますし、
高い値でも必ずしも診断とはならないので
あくまで参考です。

ただし画像検査に進むかの参考には
なると思いますので
研修医くんは覚えておきたいものです。

CT検査での虫垂 見つけ方
参考にどうぞ。

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posted by いしたん at 19:16 | Comment(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月22日

シャルコーマリートゥース病

シャルコーマリートゥース病は
遺伝性運動感覚性ニューロパチー(HMSN)と
ほぼ同じだと考えられています。

小児期と50歳前後のニ峰性に
好発するという疫学データからは
一般内科医でも初発時に遭遇することが
普通にあり得るということです。

ということで診断基準について
まずは知っておきましょう!!

@臨床症状:2項目以上を満たす
 筋力低下・筋萎縮
  下肢優位の四肢遠位部の障害(凹足、扁平足、逆シャンペンボトル様の筋萎縮、手内筋萎縮、足趾骨間筋萎縮など)が典型的
  四肢近位部が優位に障害される場合もある
  左右対称性
 感覚障害
  下肢優位の手袋・靴下型の障害が典型的
  感覚障害が目立たない場合もある
  左右対称性
 家族歴あり
 他疾病によらない自律神経障害、声帯麻痺、視力障害、錐体路障害、錐体外路障害などの合併を認める場合もある

A神経伝導検査異常:2項目以上を満たす
 正中神経の運動神経伝導速度 ≦ 38 m/s
 正中神経の運動神経複合活動電位の明らかな低下
 他の末梢神経の神経伝導検査で軸索障害 or 脱髄性障害あり
  ※脱髄が高度なら全被検神経で活動電位が導出できない場合もある

Bシャルコー・マリー・トゥース病に特有の遺伝子異常あり
 peripheral myelin protein 22(PMP22)
 myelin protein zero(MPZ)
 gap junction protein beta 1(GJB1)
 early growth response 2(EGR2)
 ARHGEF10
 periaxin(PRX)
 lipopolysaccharide-induced TNF-α factor(LITAF)
 neurofilament light chain polypeptide(NEFL)
 ganglioside-induced differentiation-associated protein 1(GDAP1)
 myotubularin-related protein 2(MTMR2)
 SH3 domain and tetratricopeptide repeats 2(SH3TC2)
 SET-binding factor 2(SBF2)
 N-myc downstream regulated 1(NDRG1)
 mitofusin 2(MFN2)
 Ras-related GTPase 7(RAB7)
 glycyl-tRNA synthetase(GARS)
 heat shock protein 1(HSPB1)
 HSPB8
 lamin A/C(LMNA)
 dynamin 2(DNM2)
 tyrosyl-ARS(YARS)
 alanyl-ARS(AARS)
 lysyl-ARS(KARS)
 aprataxin(APTX)
 senataxin(SETX)
 tyrosyl-DNA phosphodiesterase 1(TDP1)
 desert hedgehog(DHH)
 gigaxonin 1(GAN1)
 K-Cl cotransporter family 3(KCC3)

>>>
Definite
 @、A、Bを満たす
Probable
 @、Aを満たす

遺伝子検査は無理ですし
もちろん神経伝導検査も無理ですが、
@をしっかり確認して
CMTを疑える様になりたいものです。

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posted by いしたん at 15:07 | Comment(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月21日

看取り

看取りの方針は決まっていたのに、
訪問看護師さんが救急車を呼んでしまった。

ということで病院に搬送されてきた
患者さんがいらっしゃいました。
もう自宅に戻す時間はなさそうだと
そのまま入院になりました。

アドバンス・ケア・プランニング
実施してくださる訪問医の数は
増えてきていると感じますが、
それでもこういう症例に出会うと
その患者さんに関わる全ての
スタッフに知っておいてもらう
必要があることを感じます。

一般の方も知るようになっているACPは
研修医くんも知っておいてください。

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posted by いしたん at 22:08 | Comment(0) | 医師 気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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