ある企業で検診のアルバイトに行って
胸写の読影をしているのですが、
自分の思っていた以上に側弯の指摘をする
患者?さんが多くて驚きました。
ということで少し勉強してみました。
脊椎側弯症は以下のようにまずは分類されます。
機能的脊柱側弯症
椎骨自体には形状変化がない
構築性脊柱側弯症(狭義の脊柱側弯症)
そして機能的脊柱側弯症は更に以下のように分類されます。
疼痛性側弯:主に腰椎に発生する
代償性側弯:骨盤の側方傾斜の代償
構築性脊柱側弯症は
以下のような原因が考えられています。
特発性側弯:最多(全側弯症の70-80%)
症候性側弯
神経筋性側弯症
側弯の進行が早い
脳性麻痺
脊髄前角炎
脊髄空洞症
脊髄性筋萎縮症
先天性側弯症
先天性脊椎奇形
肋骨奇形
クリッペル・フェール(Klippel-Feil)症候群
神経線維腫症側弯
間葉性側弯
マルファン症候群
エーラスダンロス症候群
変性側弯症
加齢による椎間板変性による
変形性脊椎症
最も多い特発性側弯症は発症年齢により
以下に分類されます。
乳幼児側弯症
3歳未満で発症
男児に多い
左凸側弯が多い
自然寛解することも急速進行することもある
若年性側弯症
3-10歳で発症
性差なし
左胸椎側弯が多い
急速に進行する症例が多い
思春期側弯症
11歳以上の思春期に発症
85%が女子
右凸胸椎側弯が多い
成長完了とともに進行は停止する
女性の多い企業で側弯症を多くみたのですが、
思春期側弯症は女子が大半を占めるようなので、
自分の感覚は間違ってなかったなーと
少し嬉しくなりました。。。
それにしても子供+整形外科的疾患で
内科からは縁遠い脊柱変形という疾患が
かなり奥深くてびっくりしました。
整形外科は舐めたらあかんです。。。
勉強しよう。。。
よろしければ応援クリックお願いします!

にほんブログ村