歩行の評価の手順を教えていただきました。
その中でも最も重要な具体的なポイントについて
以下にシェアさせていただきます。
1) リズムを確認(リズムの乱れを跛行という)
正常では遊脚期 35%、立脚期 65%
立脚期が減っている方(パタッと着く方の逆側)が疼痛肢
→疼痛回避歩行(有痛性歩行)と呼ぶ
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次に脊柱、股関節(骨盤)、膝関節、足関節の順にチェック
2) 脊柱アラインメントを確認
前かがみ歩行→腰部脊柱管狭窄症
側彎も確認
3) 骨盤の傾きを確認
骨盤が傾く歩行
中殿筋不全(股関節外転筋)
股関節疾患
健側に傾く(Trendelenberg跛行)→中殿筋不全が軽度〜中等度
患側に傾く(Duchenne跛行・動揺歩行)→中殿筋不全が高度→手術適応!
Duchenne筋ジストロフィー
股関節疾患
股関節OAで脚長差がある場合
4) 膝関節の動きを観察
正常では立脚期の最初と最後に屈曲での荷重時期が存在する
立脚終期に膝が曲がっている→膝が痛いことを示す
足を着く時に膝が曲がらない→膝が痛いと膝を固定している
変形性膝関節症
5) 足の観察
正常では踵接地(踵から足を着く)・趾離床(靴より素足がわかりやすい)
立脚終期に踏み返し・前足部への荷重移動ができない→足関節や前足部が痛い
足の向き(足軸角)が外を向く(外旋歩行)→足関節が痛い
その他
上下に揺れる歩行
頸椎病変あり!
着地で膝が曲がるがその時に反射の亢進で足が伸びるから
歩行 評価項目も参考にどうぞ。
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posted by いしたん at 07:20
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神経内科
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