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2021年01月31日

不明熱

不明熱という言葉の使い方について気をつけましょう。

不明熱(Fever of unknown origin、FUO)とは
以下のように定義されています。

 38.3度以上の発熱が3週間以上にわたり何回かみられる
 3日間の入院精査 or 3回の外来診療で原因不明とされる
 (Arch Intern Med. 2003 May 12;163(9):1033-41.)

ですから救急外来でよくわからない発熱の
患者さんがいらしたとき
「先生、不明熱です」
と懸命に訴えてくる研修医くんがいます。

結局、先日の症例は急性扁桃炎でした。汗

単に自分の未熟さで診断できないことを
不明熱とは言ってはいけません。。。
診断がつけられませんと素直に表現しましょう。

もし仮に本当に不明熱であれば
膠原病とか悪性腫瘍とか鑑別や原因が
大きく変わってきます。
医学用語は適切に使用したいものです。

咽頭所見をつける自信がなければ
咽頭 写真で勉強しましょう。

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posted by いしたん at 22:01 | Comment(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月30日

患者紹介

患者紹介の季節になりましたね。

年度変わりにむけて多くのドクターが
患者さんの紹介状やサマリー作成に追われる時期です。

紹介状の書き方はもちろん大事ですが、
基本的に外来カルテ
サマリを貼り付けて過不足ない情報を
添付すればいいと思っています。

医者としてもっと大事なのは
患者さんへの伝え方かと思います。

長いことこの病院にお世話になってきたのに!
一生この病院に面倒見てもらうつもりだったのに。
ここに命を預けてきたんや。
もう30年くらい通っているんだから嫌だ。

そんなことを仰る患者さんは少なくはありません。
しかし地域の中核病院で高血圧だけとか、
10年以上薬が変わることなく落ち着いている人とか、
そういった患者さんに医療資源を裂けられません。

ということでいしたんは正直にこう伝えています。

「〇〇さんからこちらにいらっしゃりたいと
 仰っていただけて大変ありがたいです。

 しかし我々は経営者ではないんです。
 自分の病院の利益だけを考えていれば良い訳ではない。
 公的な医療資源をどのように適切に配分するか考え、
 また地域の中で果たすべき役割分担があります。

 地域の中核病院ですからここでしかできないことに
 時間を割きたいと思っています。
 ここでなくてもできることは他の病院・クリニックで
 対応していただきたいと思います。

 新しく困った方を受け入れるためには
 落ち着いた患者さんに卒業していただく必要があります。
 実際〇〇さんが最初にここにいらっしゃれたのも
 他の方が席を開けてくださったからです。

 こちらの事情で大変申し訳ないのですが、
 〇〇さんは非常に落ち着いているので、
 卒業していただきたいです。
 また病気が再燃するなどあればお越しください。」

参考になれば幸いです。

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posted by いしたん at 00:00 | Comment(0) | 内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月28日

REGN-COV2

REGN-COV2は米国Regeneron Pharmaceuticalsが開発中の
SARS-Cov-2に対する中和抗体カクテルで、
その臨床試験中間結果が報告されました。
N Engl J Med . 2021 Jan 21;384(3):229-237.

SARS-CoV-2ウイルス負荷は
COVID-19の重症化や死亡と
関連することが明らかとなってきました。

ということは感染後に速やかに
ウイルス量を抑制できれば
臨床的に有益な治療となると推測されます。

抗血清治療の有効性も十分とは言えませんが
ちらほら報告されてきていますし、
血清全部ではなく有効な成分(つまり中和抗体)のみを
取り出して使えればという流れかと思います。

REGN-COV2はスパイクタンパクの受容体ドメインを
標的とした2つの抗体の組み合わせです。

REGN-Cov2中和抗体カクテルの投与で
患者のウイルス負荷を有意に減少させました。
特にSARS-CoV-2に対する抗体産生がない患者さんで
大きな効果があったのが印象的でした。

臨床的な効果としては病院受診患者のが
減る傾向を認めていることから
臨床的な悪化が防げているのでしょうか。
また大きな副作用はなかったようです。

REGN-COV2の更なる結果を期待したいですね。
日本にもやってくるのでしょうか。

あとは入院患者での効果とか
最近話題の変異コロナウイルスに
有効かどうかも知りたいですね。

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posted by いしたん at 19:57 | Comment(0) | 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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