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2021年03月25日

肺癌 肝転移

肺癌における肝転移は予後不良の一因です。
例えば免疫チェックポイント阻害薬が
効きにくくなることも知られています。

その理由は色々と考えられていますが、
肝転移症例ではCD8+細胞数が少ないことが知られています。
(Cancer Immunol Res . 2017 May;5(5):417-424.)

またマウスの実験ではありますが、
肝臓に腫瘍を入れると
遠隔部位での腫瘍増大が促進されるようです。
(Sci Immunol . 2020 Oct 2;5(52):eaba0759.)
この実験ではTregの機能の亢進も報告されています。

これらはいずれもVEGFの発現が亢進することが
その一因と考えられているようです。

ですから肺癌の治療においてベバシズマブが
有用であると考えられています。

実際にECOG4599試験や、
(N Engl J Med . 2006 Dec 14;355(24):2542-50.)
IMpower150試験などで
(N Engl J Med . 2018 Jun 14;378(24):2288-2301.)
抗VEGF抗体を併用すると肝転移についても
かなりいい成績が得られています。

昔は悪性腫瘍が自分に必要な栄養を取り込むために
血管を引いているのでそれを阻害したらいいやん!
という解釈だったといしたんは記憶しています。
研究が進んでみると昔のメカニズムの予想は
結構違うもんだなあと思います。笑

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posted by いしたん at 21:01 | Comment(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月24日

SLE ステロイド

SLEの治療と言えばステロイド!
維持療法でも必要なのでステロイドの離脱は
基本的にはできない!

なーんて話は前の時代のことになりつつあるようです。

整理すると、、、

全身性エリテマトーデスは自然経過として
急速に進行する予後不良の疾患とされていました。
昭和53年宮原英夫先生の論文などを見ると
それがよく分かります。
昔は全身性エリテマトーデスの予後の年次推移では
2年生存率が議論されていたようです。
ということで美人薄命の病気とされていました。

ステロイドなどのため寿命がかなり延長することになりました。

しかし発症が20台だとして、寿命が20年伸びたとして、
それでもやっぱり若くして亡くなってしまう!
ということで長期的な臓器障害について
注目されるようになってきました。

この流れでステロイドの副作用について
色々と報告されています。

例えば、、、

 晩期の障害の8割はステロイドによる
  J Rheumatol . 2003 Sep;30(9):1955-9.

 ステロイド使用ではステロイドなしの患者より障害のリスクが高い
  Arthritis Care Res (Hoboken) . 2017 Feb;69(2):252-256.

 SLEの活動性と独立してステロイドは臓器障害を引き起こす
  Arthritis Care Res (Hoboken) . 2012 Apr;64(4):511-8.

 6–12 mg/dayでも臓器障害のリスクが50%上昇
  J Rheumatol . 2009 Mar;36(3):560-4.

このためステロイドに頼らない治療法である
免疫抑制薬や免疫調整薬が開発されてきて、
近年ではEULARリコメンデーション2019でも
維持療法はPSL 7.5 mg/day以下にすることが挙げられています。
(Ann Rheum Dis. 2019 Jun;78(6):736-745.)

またステロイドなしに持っていくことも
近年では現実的な目標の一つになってきました。
(Rheumatology (Oxford) . 2020 Jul 1;59(7):1591-1598.)

時代の進歩を感じますね。

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posted by いしたん at 21:13 | Comment(0) | 膠原病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月23日

SARS-CoV-2 変異

SARS-CoV-2の変異が問題になっていますね。

既報として免疫不全患者における
SARS-CoV-2を診断後から152日まで
不定期にゲノムシークエンスをした論文がありました。
(N Engl J Med 383, 2291-2293.)

てか150日以上持続するのか!!と
とってもびっくりした論文でした。

でそんなRBDドメインに変異が蓄積した変異種が
抗体に対してどう影響するかを
結晶解析をベースに調べた論文が出ました。
(doi.org/10.1016/j.cell.2021.03.027)

ウイルスとACE2の結合を阻害する抗体が
このRBDドメインの変異により抵抗性を
示すことが示されています。

しかも治療薬になる抗体カクテルも
効きにくくなることも示されています。
んー。怖いですね。。。

新型コロナウイルスのワクチンを
しっかり打ってウイルスが住み着くところを
皆んなで減らしていくことが重要ですね。。。

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posted by いしたん at 23:43 | Comment(0) | 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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