臨床的にはポルフィリン症を
理解する上で重要です。
ヘム合成経路は骨髄、肝で最も盛んに動いています。
8つの酵素が関わり最初のステップの
アミノレブリン酸合成酵素が律速酵素です。
ポルフィリン症はALAS以外の酵素が原因となります。
●ミトコンドリアにて
グリシン + サクシニルCoA
↓アミノレブリン酸合成酵素
δ-アミノレブリン酸
●細胞質にて
δ-アミノレブリン酸
↓アミノレブリン酸脱水酵素
ポルフォビリノーゲン
↓ポルフォビリノーゲン脱アミノ酵素
ヒドロキシメチルビレン
↓ウロポルフィリノーゲンIII合成酵素
ウロポルフィリノーゲンIII
↓ウロポルフィリノーゲン脱炭酸酵素
コプロポルフィリノーゲンIII
●ミトコンドリアにて
コプロポルフィリノーゲンIII
↓コプロポルフィリノーゲン酸化酵素
プロトポルフィリノーゲンIX
↓プロトポルフィリノーゲン酸化酵素
プロトポルフィリンIX
↓フェロケラターゼ、 2価鉄イオンをくっつける
ヘム
作られたヘムはもちろんヘモグロビンにもなりますが、
他にもミオグロビン、一酸化窒素合成酵素、
カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、
チトクロームP450などにもなります。
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