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2014年11月19日

中心静脈栄養

中心静脈栄養と経腸栄養の
比較に関する論文を読みました。

Trial of the route of early nutritional support
in critically ill adults
N Engl J Med. 2014 Oct 30;371(18):1673-84.
です。

急性期における栄養管理の論文でした。
結論としては経腸栄養も中心静脈栄養も
30日死亡率は変わらなかったとのことでした。

多くの実際の現場ではやはりできるだけ
経腸栄養を使うべきという結論に
いたったのではないかと思います。

ちょっと見方がおかしいとも思いますが
自分のこの論文の感想を2つ。

まず、結論がそんなにインパクトがないです。
なのにNEJMに載ったということが
最初の驚きでした。

聞くとインパクトで掲載を決めていたから
嘘データとか改ざんといった問題がでてきたという
社会問題があったそうです。

今では結論のインパクトではなくて
目的や仮説の面白さと
それを検証する手段の適当さが
ハイインパクトジャーナルに乗るかどうかを
決める要因なんだそうです。

基礎医学のNatureやCell、Scienceといった
雑誌もこうなっていくのでしょうか。

おっと。

この論文はCOI(スポンサーとか)は問題ないし、
数もしっかりあるし
患者のランダム化はできていますね。
脱落症例数もかなり少ない。

ただし評価者にはブラインドはできない。
ここは死亡率という印象の問題では
どうにもならないエンドポイントを
設定することで解決しています。
治療内容に影響するかもといわれると
何ともいえませんが、、、

でもPICOの設定がきっちりしていますね。
(Patient, interest, control, outcomeのことです)
ん〜、すばらしい。

で、目的や仮説の面白さと
それを検証する手段の適当さが
雑誌を決めるということだから、、、
出たとこ勝負の研究ではなく、
設計段階で載るか反るかが
分かってしまうということですね。

ますますレビュアーとの
人間関係が大事になっちゃいそう・・・^^;
好みを聞いておくと載りやすいとかね。


2つ目の感想は、これがイギリスから
でたことに驚きました。
栄養に関してはアメリカ、カナダ、オーストラリアが
リードしていた印象がありました。
時代は変わっていますね。
日本も臨床研究も頑張らねばデス。

さ、明日も頑張ろう。

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posted by いしたん at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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