薬理学の本はどうも硬すぎて
頭に入って来ない。
というわけで有名ですけど
抗菌薬の考え方,使い方 ver.4 魔弾よ、ふたたび…
がおすすめです♪
特に研修医になったばかりで
抗菌薬のイメージがわかない人には
とても良いと思います。
抗菌薬を標的毎にわけるアイデアは
とっても分かりやすい。
ただ、この本は欠点があると思います。
というのは、患者さんを○○病だと診断して
病気から抗菌薬を調べることができません。
だからこそ今日の治療指針を薦めているのですが、
しっかり感染症について書いてある本で
感染臓器から抗菌薬を選択する指針がほしいのなら、
感染症診療のロジック
とてもいいでしょう。
では、臓器からのアプローチだけで
抗菌薬を選択していいのか?
感染症の基本は、患者状態、臓器、起炎菌です。
菌からのアプローチも必要です。
そういう場合は、菌の同定に必要な
グラム染色や培養の理解、
そして菌からその感受性を経て
抗菌薬選択に至る。
こういう手順が欠かせません。
であればこれでしょう。
感染症ケースファイル―ここまで活かせるグラム染色・血液培養
いろいろな先生が感染症の本を
書かれていますが、
抗菌薬自体の理解、
臓器からの抗菌薬の選択、
細菌からの抗菌薬選択という
3つの角度で情報を得ることが
大事だろうと思います。
そういう意味では感染症まるごと この一冊もオススメです。
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