活性型ビタミンD3製剤にもいろいろあります。
違いを理解して使っていきたいですね。
●アルファカルシドール(アルファロール・ワンアルファ)
1位のみ水酸化されている構造。
つまり活性化に肝での代謝は必要です!
小腸からのCaの吸収を改善します。
1回/日の投与。
●カルシトリオール(ロカルトロール)
1, 25位ともに水酸化されている構造。
つまり活性型vitD3そのものです。
半減期が短く2回/日の投与が必要です。
●エルデカルシトール(エディロール)
活性型ビタミンD3の2β位に
ヒドロキシプロピルオキシ基が導入された構造。
イメージとしてはアルファロールの改良版!
更にビタミンD結合蛋白(DBP)との親和性が
4倍以上高いため全身に運搬されやすいそうです。
骨代謝を改善する効果も強くなっています。
(ガイドラインでは更に推奨度が高いです)
副作用である高カルシウム血症に
注意しながら使っていきましょう。
具体的には前駆症状である
高カルシウム尿症をモニターしながら
(u-Ca/u-Cre < 0.3を維持しながら)
量を調節することです。
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