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2017年11月25日

ありがとうに返す言葉

ありがとうに返す言葉が見つからないんすよ。

レジデントくんが言いました。

どういうこと?

ことの経過はこうです。

この間患者さんが亡くなりました。
運ばれてきた時から超重症で、
その日に亡くなるかもというくらいでした。

中年ととても若かったのですが、
小児期からの疾患で体全体がボロボロでした。
これはダメだというドクターもいるくらいでした。

しかし何とかその日は死なずに
循環動態が安定しました。

でもその後も沢山の苦難が待っていました。

手術を2回、放射線科の処置が5回、
内視鏡も4回受けました。
輸血も沢山受けました。

その度にドクターは夜に呼ばれて
家族にも何度も"危ないです"と告げました。

それでも患者さんは頑張ってくれた。
生き抜いてくれました。

しかし、最後はとうとう全身状態の
悪さもあって死亡しました。

2ヶ月間ずっと急性期でした。

そんな患者さんのお見送りの時に
患者家族の皆さんがこう言ってくれたそうです。

「よく診てくださいました。
 本当にありがとうございました。」

しかし彼はありがとうに返す言葉が
見つからなかったそうです。

「どういたしまして」というのは
最終的に死亡退院という状況でおかしい。

しかし「すみません」というには
医療ミスがあったわけでもない。
どちらかというと超急性期を乗り越えて
家族とゆっくり話す時間を
少しでも作れたくらいです。

「力及ばず」というには
当院に初めて来た段階で
既にとても悪い状態だった。

そういう答えのないことを
みんな多かれ少なかれ抱えて
仕事をしているのではないかな。

そういう答えを出すために
腕を磨いているんではないかな。

とにかくこの2ヶ月間
殆どお休みなく治療に当たったんだから
この週末は心も体も休んでください。

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posted by いしたん at 11:15 | Comment(0) | 医師 気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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