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2018年05月11日

ガングリオン

ガングリオンはたまーに救急で
受診する人がいる疾患です。

研修医くんが必ず知るべきものでは
ないかもしれませんが
最近少し調べたのでシェアしますね^^;

ガングリオンとは中にゼリー状の物質が詰まった
嚢胞状腫瘤のことです。

■症状
関節近傍や腱鞘のある部位の米粒大からピンポン玉大の無痛性腫瘤
 神経付近にできると神経を圧迫ししびれ・痛み・運動麻痺などをきたすことがある
硬さは軟らかいものから硬いものまで

■疫学
20〜40歳代の女性に好発
 全年齢・性別に発生

手指で最も多い軟部腫瘍

●好発部位
手関節背側(典型的な発生部位)
 舟状・月状骨靭帯の関節包近傍部に、膠原線維のムコイド変性により生じた小胞が、互いに融合したり一方通行機構により徐々に拡大して発生する
手関節手掌側の関節包や腱鞘のある部位
手指
 DIP関節近傍の背側に生じるものは関節腔と連続性があり変形性関節症に続発する滑膜炎を主な要因とする
 ばね指の根元

ただしガングリオンは身体中の至る所に生じる
 稀に骨・筋肉・神経・膝関節の半月板などに生じる

■機序
発生機序は不明
 結合組織の粘液変性を伴った退行性変性
  ※真の腫瘍ではない

関節近傍や腱鞘に生じたものは関節や腱鞘と長い茎でつながる

関節や腱鞘から発生する嚢腫

■検査
穿刺にてゲル状の内容物

超音波検査
 局在
 大きさ
 関節との関係性
 被膜を伴った辺縁明瞭で内部が低エコーの嚢胞状腫瘤

MRI
 辺縁が明瞭な液性成分を疑わせる嚢胞状腫瘤(時に多房性)
 T1強調像では低信号強度
 T2強調像では高信号強度

■診断
好発部位の腫瘤 + 注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できる
>>>
ガングリオンと診断

■鑑別
脂肪腫
神経鞘腫

■自然経過
しばしば自然消退する

■治療
根治的治療としての内服薬や注射薬はない

安静:一定の結論はまだない
 使いすぎは腫瘤を大きくさせることがある
  →過度の使用は制限しても良い
 安静や固定の治療的意義は少ない

腫瘤のみで無症状
 病状を十分に説明し放置でも可

疾痛が軽度 or 患者希望
 穿刺吸引(診断目的も兼ねる)
  ゼリー状の内容物が再度溜まる場合がある
  何回か吸引するうちに腫瘤が消退する場合がある
  ※穿刺後のステロイド注射の意義は否定的

腫瘤内硬化療法(無水エタノール)やドレナージ療法
 再発率が高く感染などの合併症が多い
 →日本では一般的には行わない

手術
 適応
  無痛性の腫瘤で繰り返し内容物が溜まる場合
  神経症状(しびれや運動障害)
  自壊し潰瘍を繰り返す
  爪変形
  疼痛
 方法:再発予防が重要
  駆血帯を使用して無血野で手術操作を行うこと
  ガングリオン基部の組織(関節包や腱鞘、 滑液包)を含めて切除すること
   特に茎部の切除が重要
 予後
  術後再発率:10-40%

ま、研修には何の役にも立たないかもしれません。笑

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posted by いしたん at 18:01 | Comment(0) | 整形外科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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