生検、切除組織だけを見るわけではないのです。
剖検など解剖も重要な仕事の一つです。
そんなヒトの死体を相手にすることもある病理の先生と、
基礎研究者の先生と一緒に仕事をすることがありました。
マウスを解剖することになったのですが、
その時に病理のドクターがこう言いました。
「あー、可愛そう。何だか怖いですねー。
お肉とか食べられなくなりそうです。」
基礎研究者の先生と自分と
一緒にいた研修医くんは思わず
病理のドクターを見てしまいました。
『え?ヒトを切っているのにですか?』
「あの時は"仕事"なのでそんなことを
思っている暇もないのかもしれませんね。
そしてもう亡くなっている人ですから
生きていないとわかっているので
少し感覚が違うと思います。」
『な、なるほど。意外でした。』
「私たちは別に"怖い人"じゃないです。
仕事でやってるだけなんですよー。」
病理の先生は変わっている人が多いと
言われることが多いですが、
普通の感覚もちゃんと持っているのです。
↑当たり前か。笑
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