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2019年01月11日

ループス腎炎

ループス腎炎の分類を確認しましょう。
予後が異なり治療の選択にも関わってきますから、
SLE患者さんを担当したら確認を忘れずに!

ISN/RPSによる組織分類(2004)(J Am Soc Nephrol. 2004 Feb;15(2):241-50.)

  T型(22%): 微小メサンギウムループス腎炎
   光顕
    糸球体は正常
   蛍光抗体法
    メサンギウムに免疫沈着物あり

  U型(2%): メサンギウム増殖性ループス腎炎
   光顕
    メサンギウム細胞増殖(程度は不問)
    メサンギウムに限局した基質の拡大あり
    ※孤立性の上皮下ないし内皮下沈着物は光顕では認めない
   蛍光抗体法
    メサンギウムに免疫沈着物あり
    孤立性の上皮下ないし内皮下沈着物がわずかに認められる場合もある
   電顕
    孤立性の上皮下ないし内皮下沈着物がわずかに認められる場合もある

  V型:巣状ループス腎炎
   光顕
    病変が全糸球体の50%未満
    活動性/非活動性、分節性/全節性、管内性/管外性は不問
   蛍光抗体法
    典型例では内皮下免疫沈着物あり(メサンギウム変化は不問)
   電顕
    典型例では内皮下免疫沈着物あり(メサンギウム変化は不問)
   >>>
   V(A) Active・活動性病変(巣状増殖性ループス腎炎)
   V(A/C) Active/Chronic・活動性 + 慢性病変(巣状増殖性&硬化性ループス腎炎)
   V(C) Chronic・糸球体瘢痕を伴う慢性非活動性病変(巣状硬化性ループス腎炎)

  W型(22%): びまん性ループス腎炎
   光顕
    病変は全糸球体の50%以上
    活動性/非活動性、分節性/全節性、管内性/管外性は不問
   蛍光抗体法
    典型例はびまん性の内皮下免疫沈着物がある(メサンギウム変化は不問)
   電顕
    典型例はびまん性の内皮下免疫沈着物がある(メサンギウム変化は不問)
   >>>
   病変を有する糸球体の50%以上が分節性病変→W-S
    W-S(A)・活動性病変(びまん性分節性増殖性ループス腎炎)
    W-S(A/C)・活動性 + 慢性病変(びまん性分節性増殖性および硬化性ループス腎炎)
    W-S(C)・糸球体瘢痕を伴う慢性非活動性病変(びまん性分節性硬化性ループス腎炎)
   病変を有する糸球体の50%以上が全節性病変を示す→W-G
    W-G(A)・活動性病変(びまん性全節性増殖性ループス腎炎)
    W-G(A/C)・活動性 + 慢性病変(びまん性全節性増殖性および硬化性ループス腎炎)
    W-G(C)・糸球体瘢痕を伴う慢性非活動性病変(びまん性全節性硬化性ループス腎炎)

  X型:膜性ループス腎炎(膜性腎炎の所見が主体)
   光顕
    全節性 or 分節性の上皮下免疫沈着物、もしくはその形態学的遺残あり(メサンギウム変化は不問)
   蛍光抗体法
    全節性 or 分節性の上皮下免疫沈着物、もしくはその形態学的遺残あり(メサンギウム変化は不問)
   電子顕微鏡
    全節性 or 分節性の上皮下免疫沈着物、もしくはその形態学的遺残あり(メサンギウム変化は不問)
   ※V型やW型と複合する場合は両者を併記。進行した硬化性病変を示す場合がある。

  Y型:進行した硬化性ループス腎炎
   糸球体の90%以上が全節性硬化を示す
   残存腎機能はない

腎生検が困難な場合は臨床経過から
予測するしかありません。
 正常または軽度の尿蛋白 and/or 顕微鏡的血尿→II型
 蛋白、沈渣異常あり
  腎機能低下軽度
   ネフローゼなし→III
   ネフローゼあり→V

ループス腎炎はSLEの臓器病変の中で
最も頻度が高いとされ
全身性エリテマトーデスの80%に
認められるとも言われています。
しっかり勉強したいものです。

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posted by いしたん at 17:32 | Comment(0) | 膠原病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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