もう一度確認しましょう。
必ずしも
『高齢者の肺炎=誤嚥性肺炎』
ではないのです。
嚥下性肺疾患の診断と治療という
2003年に誤嚥性肺疾患研究会から
提案された基準です。
確実例
IA
明らかな誤嚥が直接確認され、引き続いて肺炎を発症した症例
IB
肺炎例で気道より誤嚥内容が吸引等で確認された症例
肺炎の診断は以下を満たすこと
CXR or CTで肺胞性陰影(浸潤影)あり
37.5度以上の発熱、CRP異常高値、末梢血WBC ≧ 9000 /μL、喀痰など気道症状の2つ以上該当する
ほぼ確実例
IIA
飲食に伴いむせなどの嚥下機能障害を反復して認める肺炎症例
疑い例
IIIA
臨床的に誤嚥や嚥下機能低下の可能性を持つ基礎疾患を有する肺炎症例
陳旧性 or 急性脳血管障害
嚥下機能障害を来たしうる変性性神経疾患 or 神経筋疾患
意識障害や高度の認知症
嘔吐や逆流性食道炎を来たしうる消化器疾患(胃切除後も含む)
口腔咽頭、縦隔腫瘍およびその術後。気管食道瘻
気管切開
経鼻管による経管栄養
その他嚥下機能障害をきたす基礎疾患
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