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2019年03月14日

心原性脳梗塞

心原性脳梗塞は出血性脳梗塞を呈することの多い
脳梗塞の一つのタイプです。
急激に発症、重症化しやすいとされます。

複数の血管領域の脳梗塞・出血性梗塞の所見があれば
心原性脳梗塞を疑うのが一般的だと思います。
しかし意外と診断のための定義とか基準は
はっきりとしない印象があります。

少し古いのですが、、、

MINDS分類(Stroke. 1990 Apr;21(4):637-76.)
 心臓 or 心臓を介する栓子の塞栓源あり
 それ以外の脳卒中の原因がない
 多灌流領域の多発性脳梗塞や多臓器の梗塞は心原性脳梗塞を示唆する
 同名半盲や純粋失語、画像で出血性変化が多い
 多くは中大脳動脈灌流領域に生じる

TOASTの診断基準(Stroke. 1993 Jan;24(1):35-41.)
 心臓からの栓子によると考えられる動脈閉塞あり
 塞栓源となる心疾患が少なくとも1つある
  高リスク
   人工弁
   心房細動を伴う僧帽弁狭窄症
   心房細動(孤立性心房細動を除く)
   左心房・左心耳血栓
   洞不全症候群
   心筋梗塞(発症4週未満)
   左心室内血栓
   拡張型心筋症
   左室壁運動の部分的消失
   左房粘液腫
   感染性心内膜炎
  低リスク
   僧帽弁逸脱
   僧帽弁輪石灰化
   心房細動を伴わない僧帽弁狭窄症
   左心房内乱流
   心房中隔瘤
   卵円孔開存
   心房粗動
   孤立性心房細動
   生体弁
   非細菌性血栓性心内膜炎
   うっ血性心不全
   左室壁運動の部分的な低下
   心筋梗塞(発症後4週から6ヶ月未満)
 失語などの大脳皮質症状、脳幹症状、小脳症状を呈する
 画像では塞栓源となるような主幹動脈のアテローム血栓性変化がない

古めの文献なのではっきりとした基準には
なっていないと思いますが、
診断の上で参考になる情報かと思います。

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posted by いしたん at 18:45 | Comment(0) | 卒中科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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