パラミクソウイルス科
ニューモウイルス亜科
オルソニューモウイルス属
に属するエンベロープを持つ
マイナス一本鎖RNAウイルスです。
1957年に分離されました。
感染経路は接触感染が主ですが、
飛沫感染も重要です。
RSウイルス感染症の流行には
平均気温と相対湿度が関連するとされ、
温帯では晩秋から冬季に流行し、
熱帯・亜熱帯では通年性だが特に雨期に流行すると
言われてきました。
しかしこれは昔の定説。
2012年以降は9月にもRSウイルス感染症が出るなど
地球温暖化の影響が出ていると思われます。
RSV感染症乳児の約6割は
上気道炎で済みますが、
RSV感染症乳児の約4割が急性細気管支炎になり
その1/10が入院を要するとされます。
RSウイルス感染症の重症化リスクは
最初に評価しておくことが必要です。
6ヶ月未満児
早産児
男児
先天性免疫不全症
先天性心疾患
先天性肺疾患
アトピーの家族歴
母親の喫煙
ダウン症
重症喘息児
といった項目に該当する場合は
経過をきちっと見ていく必要があります。
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