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2020年02月26日

DLco

DLcoとはdiffusing capacity for carbon monoxide
もしくはcarbon monoxide diffusing capacityのことで、
ガス拡散能力を表します。

なぜ拡散能の評価に
一酸化炭素が利用されるかというと、
COはO2の210倍Hbとの親和性が高く
拡散係数がCOとO2が1.23とほぼ同等だからです。

スパイログラムで判断できない
早期病変が検出可能です。

DLcoがどう変化するのか知っておきましょう。

 DLco低下
  定義
   予測値の80%以下
   同一症例では3 mL/min/mmHg以上か10%以上の変化を有意な変動
  肺胞血管膜が厚くなる
   肺線維症:VAも低下するためDLco/VA低下は比較的軽度
   肺水腫
  ガス拡散面積の低下
   肺気腫
    ※残気量増大でVAが増加しDLco/VA低下著明
  肺毛細血管床の減少
   肺血栓塞栓症
  貧血
   Hbが1 g/dL低下するとDLcoは5-7%低下
   ただしDLcoのヘモグロビン補正では正常値になる
   補正式
    男性
     DLco(補正値)= DLco(測定値)×(10.22+Hb)/ (1.7×Hb)
    女性
     DLco(補正値)= DLco(測定値)×(9.38+Hb)/ (1.7×Hb)
  換気血流比不均等
   COPD

  原発性肺高血圧
  嚢胞線維症
  細気管支炎
  リンパ脈管筋腫症
  肺炎

  VAで補正するとDLcoが正常
   肺切除
   広範な無気肺
   肺外に起因する拘束性換気障害
    肥満
    胸水
    神経疾患
    筋力低下
    脊柱後側湾症
    など

 DLco上昇
  喘息
  赤血球増多・多血症
  重症肥満
  肺胞出血
  左右シャント
  中等度の左心不全
   肺静脈圧と肺動脈圧の上昇
   →肺微小血管の誘導が増加するため
  検査前の運動
  仰臥位

参考になれば!

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タグ:上昇 低下 DLco
posted by いしたん at 20:54 | Comment(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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