ループス腎炎やANCA関連血管炎など
リウマチ性疾患で使用される
免疫抑制薬の一つです。
シクロホスファミドや
メトトレキサートなどと比較すると
マイルドな印象をうける薬ですが、
骨髄抑制や肝機能障害など
重篤な副作用を起こすことがあります。
昔々、、、
ある女性が倦怠感で救急受診されました。
その方はループス腎炎を患っていて、
最近AZAが他院で開始されていました。
髪も抜けていて、汎血球減少で、
それに伴い菌血症、真菌血症、
サイトメガロウイルス陽性と
凄まじい状態に陥っていました。
そんな重篤な副作用を予防するために
今では使用前のNUDT15遺伝子多型の確認が
義務付けられています。
日本人の1%のCys/Cys型の場合は
アザチオプリンは使用すべきではありません。
上記の患者さんはそのCys/Cys型だったのでした!
薬は安全に使っていきたいですね。
AZAの前のNUDT15は研修医くんも
覚えておくといいと思います。
よろしければ応援クリックお願いします!

にほんブログ村
【膠原病の最新記事】