レジデントちゃんが愚痴っていました。
事情はこんな感じみたいです。
循環器科からのコンサルトがありました。
端的に言うとCRP上昇だからあとはお願いします。
という感じだったそうです。
ROSは?身体所見は?
血液培養は?尿検査は?
レントゲン検査は?CT画像は?
という感じで何もされていなかったようです。
また病歴を見返すと末期心不全で
ADLも寝たきりで原疾患でも
かなり予後は悪いようでした。
主治医としてこの患者さんには
どこまでの治療をやるんですか?
と伺うとそれはそっちで決めてくださいとのお返事。
レジデントちゃんの怒りは
もっともかと思いました。
研修医くんには3つのレベルの
コンサルトがあると知っておいてください。
@丸投げ
A確定診断の相談
B治療の相談
です。
@はよくわからないからあとお願いというタイプ。
上記のように最もコンサルを受ける側が
イライラするタイプかと思います。
いろいろ考えた上での相談なら問題ありませんが、
何もしていないというのは問題です。
Aは検査を行って、鑑別診断をあげ、
これでいいかと専門医に質問するタイプ。
専門家からみれば不足する検査が多少あっても
それでもいろいろとされているので
かなり助かるものです。
ひとまずここを研修医くんは目指したいですね。
Bは診断を確定させ、重症度や原因を決めて
この治療をお願いします!
というレベルの相談です。
これはレジデントくんや専門医レベルでも
とても難しいですが全ての医師が目指したい場所です。
と言うわけで丸投げコンサルをしないでいいように
しっかりと研修医の時代に勉強しておきましょう!
よろしければ応援クリックお願いします!

にほんブログ村