安静時の治療、つまり長期管理については
小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017を
参考にされるといいと思います。
5歳以下の場合を以下に記載します。
治療ステップ1
基本治療
発作の強度に応じた薬物療法
追加治療(下記いずれかを使用)
ロイコトリエン受容体拮抗薬
クロモグリク酸Na
治療ステップ2
基本治療(下記いずれかを使用)
ロイコトリエン受容体拮抗薬
低用量ICS
フルチカゾン -100 μg/日
べクロメタゾン -100 μg/日
シクレソニド -100 μg/日
ブデゾニド -200 μg/日
ブデゾニド吸入懸濁液 -250 μg/日
クロモグリク酸Na
追加治療
上記治療を2-3つ使用
治療ステップ3
基本治療
中用量ICS
フルチカゾン -200 μg/日
べクロメタゾン -200 μg/日
シクレソニド -200 μg/日
ブデゾニド -400 μg/日
ブデゾニド吸入懸濁液 -500 μg/日
追加治療
ロイコトリエン受容体拮抗薬を併用
治療ステップ4
基本治療
高用量ICS
フルチカゾン -400 μg/日
べクロメタゾン -400 μg/日
シクレソニド -400 μg/日
ブデゾニド -800 μg/日
ブデゾニド吸入懸濁液 -1000 μg/日
ロイコトリエン受容体拮抗薬併用も可
追加治療(以下を考慮)
高用量ICS+β2刺激薬(貼付)
ICSのさらなる増量
全身性ステロイド薬
※短期追加治療
貼付薬 or 経口薬のβ2刺激薬(数日から2週間以内)
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まずは基本治療を行う
コントロール状態が改善したものの十分ではないときに追加治療を1ヶ月以上使う
それでも十分ではないときはステップアップ
感冒や季節性の変化などで一過性のコントロール悪化の際に短期追加治療を行う
コントロール状態が改善したら中止、2週間後も改善不十分ならステップアップ
吸入ステロイドの量を入れ込んでいます。
小児は年齢によって全然違いますので、
全てを頭に叩き込んでいる
小児科のDrはやっぱりすごいですね。
小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017《2019年改訂版》
いしたんは自分の親類のために掻い摘んでいますが、
6-15歳の治療なども確認したい場合は、
ガイドラインの原文も読んでみましょう!
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