お買い得アイテムが大集合!買うならやっぱり楽天市場

2020年09月02日

拒絶反応

拒絶反応とはレシピエントの免疫系により
移植片(グラフト)が攻撃を受け
機能不全・壊死に至る病態です。

つまり骨髄が問題ないから生じる病態です。

ある研修医くんが骨髄移植のときに
拒絶反応を心配していましたが、
造血幹細胞移植では拒絶反応はありません。笑
どちらかといえばGVHDが問題です。

さて。

拒絶反応は人の臓器移植において
最も重大な課題です。

まずはどんな拒絶があるのかを
知ることから始めましょう。

超急性移植片拒絶
 移植後数分から数時間で機能不全・拒絶される
 以前の臓器移植や輸血のためにドナーに対する抗体が存在する場合におこる
 
急性移植片拒絶
 移植後数日から数週間で機能不全・拒絶される
 アロ特異的T細胞が移植抗原を認識し活性化する
  MHCが違う
  MHCが一致している場合に乗っているペプチドが違う(直接認識)
  レシピエントの抗原提示細胞が移植片を貪食して抗原提示する(間接認識)

慢性移植片拒絶
 移植後数ヶ月から数年で機能不全・拒絶される
 詳細なメカニズムは不明で適切な対処法がまだない

つまり急性移植片拒絶が
細胞性免疫ということで、
免疫抑制薬はこれを予防しているのでした。

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
posted by いしたん at 22:45 | Comment(0) | 外科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
SEO対策テンプレート
医師の気持ち