疼痛の特徴は安静時痛+体動時の突発痛です。
医学生さんならそれでOKですが、
研修医くんならは場所ごとの特徴や対応を
知っておきたいところです。
脳底部骨転移
脳神経障害
正円孔・卵円孔の障害による三叉神経障害
三叉神経痛
頸静脈孔の障害による舌咽・迷走・副神経障害
味覚障害、嚥下障害、嗄声
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ベルネット症候群
歯状突起(C2)骨転移
病的骨折や亜脱臼で神経圧迫
首の屈曲で増悪する後頭部や頭頂部に放散する強い痛み
上肢から始まり進行する感覚、運動、自律神経障害
四肢麻痺、呼吸停止の可能性あり
脊椎転移
脊髄圧迫
痛みと下肢麻痺の進行
C3以下なら四肢麻痺の危険性あり
胸椎・腰椎転移なら下肢麻痺のリスクあり
脊髄神経圧迫
神経が支配する領域に痛みとしびれを起こす
片側1分節の圧迫が多いが2分節に及ぶことはある
脊髄浸潤・髄膜播種(ずいまくはしゅ)
肺癌などが原因
脊髄の麻痺による痺れと疼痛
肋骨転移
肋間神経痛
転移部位の末梢の皮膚の感覚障害
骨折
仙骨
仙骨症候群
坐位で増強する臀部、会陰部、大腿部後面に放散する痛み
部位ごとにそれぞれ対応すべきことが違いますし
突然死のリスクなどが全く違います。
参考になれば。
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