行われることも多い検査です。
研修医くんは腰椎穿刺の手技とともに、
少なくとも代表的な髄膜炎の所見は
覚えておきたいものです。
正常
外観:水様透明
圧(側臥位):70–180 mmH2O
細胞数:5個/μL以下
蛋白:15–45 mg/dL
糖:50–80 mg/dL(髄液糖/血糖値比0.6–0.8)
その他:Cl 120 mEq/L前後(血清値よりやや高い)
ウイルス性髄膜炎
外観:水様(日光微塵)
圧(側臥位):100–300 mmH2O
細胞数:30–50個/μLのリンパ球
蛋白:50–500 mg/dL
糖:50–80 mg/dL
その他:PCRや抗体検査を!
細菌性髄膜炎
外観:混濁・膿性
圧(側臥位):200–600 mmH2O
細胞数:500個/μL以上の多核白血球
蛋白:50–1000 mg/dL
糖:0–20 mg/dL
その他:IL-6上昇、TNFα上昇、ラテックス凝集反応
結核性髄膜炎
外観:水様(時にキサントクロミー)
圧(側臥位):200–600 mmH2O
細胞数:30–500個/μLのリンパ球、単球
蛋白:50–500 mg/dL
糖:40 mg/dL以下
その他:Cl低下、ADA昇、線維素網+
真菌性髄膜炎
外観:水様(時にキサントクロミー)
圧(側臥位):200–600 mmH2O
細胞数:30–500個/μLのリンパ球、単球
蛋白:50–500 mg/dL
糖:40 mg/dL以下
その他:クリプトコッカスが多い
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