ワクチンの有効性を検証した結果が
たくさん報告される様になってきました。
今回はChAdOx1 nCoV-19 vaccine (AZD1222)という
アストラゼネカのワクチンについてフォーカスします。
まず英国変異株B.1.1.7に対しては有効!
(Lancet . 2021 Apr 10;397(10282):1351-1362.)
という報告がありました。
一方で南アフリカ変異株B.1.351には効果なし!
(N Engl J Med . 2021 Mar 16;NEJMoa2102214.)
という報告もありました。
SARS-CoV-2の変異速度は
24.7塩基変異/ゲノム/年と推定されています。
(IASR 42:14-17, 2021.)
つまり2週間に1回変わるということですから、
今後もたくさんの変異株が同定されると思います。
中には現在のワクチンでは感染を
予防できないウイルスも見つかる可能性もあります。
※SARS-CoV-2 変異も参考にどうぞ。
日本ではB.1.1.7英国型が優勢なので、
ひとまず安心かと思いますが、
予防できないウイルスが優勢になってくると
ワクチンがあればもう大丈夫!
とは言えなくなってきます。
今後はどんな風になるのか注視しておくことが重要です。
あとは日本のワクチン開発の遅さも課題ですね。。。
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