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2021年05月31日

腫瘍抗原

腫瘍抗原とは癌免疫応答において
最も基本的な概念です。

癌では遺伝子の変異が蓄積することにより
正常細胞より恒常的・増強して発現するようになったり
正常細胞には発現がないものを発現するようになったりする
抗原のことを腫瘍抗原といいます。

歴史的には1991年にヒト癌抗原が単離されたことが始まりで
(Science. 1991 Dec 13;254(5038):1643-7.)
1997年にSEREX法が開発されてから
(Proc Natl Acad Sci U S A . 1995 Dec 5;92(25):11810-3.)
次々と腫瘍抗原が同定されていきました。

腫瘍抗原は以下のように分類されています。

■分類
腫瘍関連抗原
 一部の正常組織にも発現するが癌組織ではより恒常的・増強して発現する抗原
 組織特異的分化抗原
  癌組織とその癌の由来の臓器に飲み発現する抗原
  メラノーマのgp100、チロシナーゼタンパク質
 過剰発現タンパク質抗原
  癌細胞で正常組織より発現量が増加している
  HER2
腫瘍特異的抗原
 正常細胞には発現がない
 癌精巣抗原(CT抗原)
  MAGE
  NY-ESO-1
  ※精巣はMHCを発現していないため免疫応答は惹起しない
 ネオアンチゲン

この腫瘍抗原自体をペプチドワクチンとして
単に投与するということでは
不十分であると認識されるようになったのですが、
Nat Med . 2004 Sep;10(9):909-15.
以下のような改良を入れつつ
まだまだ開発が続いているそうです。

 長鎖ペプチドを用いる
  短鎖だとMHC class Iに乗るため免疫寛容が誘導されうるから
 ネオアンチゲンを用いる
 免疫チェックポイント阻害薬との併用
 CTLを誘導する

免疫チェックポイント阻害薬にしても
腫瘍抗原を認識するT細胞などを活性化する
つまり細胞性免疫を活性化する治療法になりますので、
まずは腫瘍抗原について知っておきましょう。

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posted by いしたん at 06:58 | Comment(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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