●第一世代(定型)
フェノチアジン系→低力価
アルキルアミノ側鎖群・ピペリジン側鎖群
ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断作用が強い
錐体外路症状は比較的少ない
末梢性抗コリン作用による副作用が起こりやすい
α1アドレナリン受容体を遮断する
鎮静、催眠作用が強い
興奮や不穏患者に使用される
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クロルプロマジン
レボメプロマジン
プロペリシアジン
ペルフェナジン
フルフェナジン
ブチロフェノン系→高力価
選択的で強力なD2受容体遮断作用を持つ
強力な抗精神病作用を示す
錐体外路症状や血中プロラクチン上昇を起こしやすい
催眠作用、自律神経症状、血圧低下などが少ない
急性期の治療に用いられる
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ハロペリドール
ブロムペリドール
ピパンペロン
スピペロン
チミペロン
モペロン:ルバトレン
ジフェニルブチルピペリジン系
ピモジド
イミノジベンジル系
カルピプラミン(デフェクトン)
クロカプラミン(クロフェクトン)
モサプラミン(クレミン)
インドール系
オキシペルチン(ホーリット)
ベンザミド系
選択的D2受容体遮断作用を持つ
臨床的特徴は薬物によってかなり異なる
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スルピリド
スルトプリド(バルネチール、バチール)
ネモナプリド(エミレース)
チアプリド
チエピン系
ゾテピン(ロドピン)
●第二世代(非定型)
特徴
第一世代より錐体外路性の副作用が少ない
D2受容体よりセロトニン5-HT2A受容体を強く遮断するという説もある
SDA(セロトニン・ドパミンアゴニスト)
D2受容体よりも5-HT2A受容体を強く遮断する
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リスペリドン
パリペリドン(インヴェガ)
リスペリドンの代謝産物、EPSは少ない
ペロスピロン
ブロナンセリン(ロナセン)
強いリスペリドン、副作用の少ない非鎮静系として第一選択
ゾテピン(ロドピン)
作用、副作用に個人差が大きい、痙攣にも注意
MARTA(多次元受容体標的薬)→気分安定作用も期待可能、体重増加の副作用
クエチアピン
オランザピン
クロザピン(クロザリル)
難治性統合失調症の最後の切り札
アセナピン(シクレスト)
●第三世代
DSS(Dopamine system stabilizer)
アリピプラゾール
セロトニン‐ドパミン・アクティビティ モジュレーター(SDAM)
ブレクスピプラゾール(レキサルティ)
最新の状況では販売中止のものもあるかもです。
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