生じる精神的あるいは身体的状態のことです。
薬物の精神作用の体験もしくは
薬物離脱による不快症状回避目的に
薬物を使用する病歴があり、
薬物を継続的または周期的に
摂取したいという衝動からくる
行為(探索活動)と反応(渇望)がみられます。
簡単に言い換えるならば
やめようと思っても簡単には
やめられない生物学的状態に
陥っているということです。
原因となる薬剤はWHOによって
精神依存・身体依存・耐性といった特徴に基づいて
以下のように分類されています。
抑制系
アルコール、バルビタール型
精神依存2+
身体依存2+〜3+
耐性2+
催幻覚-
精神病性障害-〜+
種類
バルビタール
解熱鎮痛薬(セデス・ノーシン)
ベンゾジアゼピン系抗不安薬、睡眠薬
モルヒネ型
精神依存3+
身体依存3+(強い!)
耐性3+
催幻覚-
精神病性障害-
種類
アヘン
モルヒネ
ヘロイン
コデイン
有機溶剤型
精神依存+
身体依存±
耐性+
催幻覚+
精神病性障害++
種類
トルエン
キシレン
接着剤
プロパンガス
ライターガス
大麻型
精神依存+
身体依存±
耐性+
催幻覚++
精神病性障害+
種類
マリファナ
ハシッシュ
興奮系
アンフェタミン型
精神依存3+
身体依存-
耐性+
催幻覚-
精神病性障害3+
種類
覚醒剤
メチルフェニデート
MDMA
コカイン型
精神依存4+
身体依存-
耐性-
催幻覚-
精神病性障害+
種類
コカイン
幻覚剤型
精神依存+
身体依存-
耐性+
催幻覚3+
精神病性障害±
種類
LSD
メスカリン
サイロシビン(マジックマッシュルーム)
混合
ニコチン
精神依存2+
身体依存±
耐性2+
催幻覚-
精神病性障害-
カート型はアフリカだけの土着的な乱用なので
日本ではまず関係ないと思います。
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