厚生労働省自己免疫研究班MCTD分科会により
改訂されたものがようやく論文になりました。
Mod Rheumatol . 2021 Jan;31(1):29-33.
2021年の論文ですが、2019年の診断基準なんですね。笑
●2019年診断基準
一般的症状
レイノー現象
指や手の腫れ
免疫学的症状
抗U1-RNP抗体陽性
特徴的臓器病変
肺動脈性肺高血圧
無菌性髄膜炎
三叉神経障害
重複症状
全身性エリテマトーデス様所見
多関節炎
リンパ節腫脹
顔面紅斑
心膜炎又は胸膜炎
WBC ≦ 4000/μL or PLT ≦ 10万/μL
強皮症様所見
手指に限局した皮膚硬化
間質性肺疾患
食道の運動障害 or 拡張
多発性筋炎/皮膚筋炎様症状
筋力低下
筋原性酵素上昇
筋電図における筋原性異常所見
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診断
一般的症状1つ以上+抗U1-RNP抗体陽性+特徴的臓器病変1つ以上
一般的症状1つ以上+抗U1-RNP抗体陽性+重複症状の各グループから2つ以上
2004年と比較すると無菌性髄膜炎、
三叉神経障害が診断のために
重要な所見になったのが最も重要な変化かと思います。
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