COVID-19に対する新規経口薬として
先日イギリスで承認されました。
どんな作用機序でコロナをやっつけるのか
最近報告がありました。
Nat Struct Mol Biol . 2021 Sep;28(9):740-746.
ステップ1
RNA依存性RNAポリメラーゼが
モルヌピラビルの活性型である
β-d-N4-ヒドロキシシチジン(NHC)三リン酸を基質として用いる
ステップ2
NHCを取り込んだ新生RNAが
次に鋳型になる時に
NHC部がGまたはAになりやすい
→
変異RNAが生成され最終的にウイルス合成を阻害する
なかなか面白い機序ですね。
では実際にヒトの患者で効くのかというエビデンスが
プレプリントではありますが報告されています。
第2相試験です。
doi.org/10.1101/2021.06.17.21258639
ウイルス排泄期間が短縮するようで、
有害事象はほとんどなかったようです。
いやー、これはすごい。
SARS-CoV-2については
医学の発達の凄まじさを実感します。
日本でも使えるようになるといいですね。
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