お買い得アイテムが大集合!買うならやっぱり楽天市場

2022年04月24日

アニサキスアレルギー

アニサキスアレルギーは
消化管に噛みつき刺入する所謂
アニサキス症とは別の病態で
救急対応をする医者ならば
知っておくべき疾患だと思います。

原因となる食材としては秋刀魚や鯖などの青魚、
スルメイカといった第二中間宿主に加えて、
カツオ、鮭、海老、マグロ、貝類など
ほぼ全ての海産物で起こり得るようです。

アレルゲンとしては以下のようなものが知られています。

 Anis1:19–24 kDa、セリンプロテアーゼインヒビター起源、他のアレルゲンとの交差反応性なし
 Anis2:97–100 kDa、パラミオシン起源
 Anis3:36–41 kDa、トロポミオシン起源
 Anis4:9 kDa、システインプロテアーゼインヒビター起源、耐熱性
 Anis5:15 kDa、SXP/RAL-2タンパク質起源
 Anis6:7 kDa、セリンプロテアーゼインヒビター起源
 Anis7:139 kDa、起源不明
 Anis8:15 kDa、SXP/RAL-2タンパク質起源、耐熱性
 Anis9:14 kDa、SXP/RAL-2タンパク質起源、耐熱性
 Anis10:21 kDa、起源不明
 Anis11:27 kDa、起源不明
 Anis12:31 kDa、起源不明
 Anis13:37 kDa、ヘモグロビン
 Anis14:24–27 kDa、起源不明
 トロポニンC(TnC):21kDa、トロポニンC起源

知っておきたいことは耐熱性のものがあります。
つまり加熱しても完全には防ぎきれないということです。
アナフィラキシーの患者さんでの問診時に
注意したいところです。

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
posted by いしたん at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | アレルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
SEO対策テンプレート
医師の気持ち