色素性乾皮症 原因で書いた通り
DNA修復機構の異常によって
様々な症状を呈する疾患です。
今回は症状についてです。
皮膚症状
紫外線への過敏症
強い日焼け
→紅斑
→色素沈着
→乾燥(xero)
→萎縮
→毛細血管拡張
脱色素斑
皮膚癌
露光部
基底細胞癌、有棘細胞癌
中枢神経系の異常(A、B、D、G群)→加齢とともに進行する神経症状
知能低下
歩行障害
小脳失調
腱反射消失
難聴
構音障害
眼症状
羞明(初発症状に多い)
特に日本で多いA群(XPA)は
皮膚症状、神経症状ともに重症です。
具体的には生まれて初めての外出後に
激しい日光皮膚炎で見つかることが多く、
10歳までに難聴、10歳頃に腱反射低下、
その後徐々に痙性麻痺、尖足が重症化、転倒が増えます。
20歳頃に歩行不可能となり、死亡に至ります。
参考になれば。
よろしければ応援クリックお願いします!

にほんブログ村
【小児科の最新記事】