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2022年12月06日

アルコール性ミオパチー

アルコール性ミオパチーは
心筋障害が有名かと思いますが、
骨格筋や呼吸筋障害なども起こります。
筋炎の重要な鑑別疾患ですから
きちんと理解したいものです。

アルコール性ミオパチーは
短期間の多量摂取による
急性ミオパチー
(急性壊死性ミオパチー、急性低カリウム性ミオパチー)と
長期間の摂取による
慢性ミオパチー
(慢性アルコール性ミオパチー、アルコール性心筋症)など
さまざまなタイプに分類されます。

アルコール性ミオパチーの機序としては
大きく2つの作用があります。

アルコール自体による直接の筋障害
 筋細胞膜の変化
  エタノールは筋小胞体からCaを放出させる
 糖代謝異常
  アルドラーゼ、LDHの活性低下→糖分解が低下
 タンパク合成障害
  タンパク生合成の低下
 ミトコンドリア異常
  ミトコンドリアの形態学的異常
   ATP産生低下
  エタノールによる酸化還元反応を障害
   酸化ストレスの増加

アルコールによる間接的影響
 栄養障害
  ビタミン欠乏
  電解質異常
 アセトアルデヒドや酢酸
  細胞内ATP濃度を低下させる

治療は基本的に原因である
エタノールを避けること(断酒)です。
お役に立てば!

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posted by いしたん at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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