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2023年02月02日

横紋筋肉腫

横紋筋肉腫(rhabdomyosarcoma)は
軟部組織の悪性腫瘍の代表的疾患です。

病理所見に基づいて、胎児型、胞巣型、
多形型、紡錘細胞型に分類されます。
各病型についていしたんの知っている範囲で
ザクっとまとめてみました(古くてすみません!)。

胎児型(65%)
 -10歳未満
 粘膜下に発生するものはポリープ状に突出しブドウの房状
 →別名:ブドウ状横紋筋肉腫
 部位
  乳児の頭頸部(鼻咽腔)、泌尿生殖器(膀胱、膣)が好発
  胆道系(総胆管)、後腹膜、四肢にも発生する
 組織所見
  未熟な円形細胞、紡錘形細胞、横紋筋芽細胞が混在
 化学療法が有効

胞巣型(28%)
 10歳台
 四肢の筋肉に好発
 躯幹、頭頸部にも生じる
 稀に皮膚原発
 多くは全身転移をきたして死亡する
 病理
  腫瘍細胞の主体は円形細胞
  分化した横紋筋芽細胞が混在する
  腫瘍細胞が胞巣状に配列
  結合組織性の隔壁で境される
  胞巣の辺縁部では腫瘍細胞が1列に並ぶ
  胞巣の辺縁部では腫瘍細胞が干し柿を吊るしたように隔壁に付着
  デスミン、筋特異アクチン陽性
 原因
  t(2;13)(q35;q14)
   PAX3-FKHR
  t(1;13)(p36;q14)
   PAX7-FKHR

多型型(2%)
 40歳台、50歳以上
 高悪性度
 多形性を示す大型の異型細胞(横紋筋芽細胞)が増殖
 豊富な好酸性の細胞質を有する

紡錘細胞型(5%)
 小児の傍精巣領域や頭頸部に好発
 病理
  細長い均一な紡錘形細胞が束を形成
  分化した横紋筋芽細胞に乏しい
 比較的予後の良い

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posted by いしたん at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 整形外科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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