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2019年07月14日

血液ガス 代償

血液ガスを読むにあたって
代償について知っておくことは重要です。

血ガスの代償について計算を知っていれば
代謝性アシドーシスに
代謝性アルカローシスも
合併しているなーんてことも
見逃さずに済むかもしれません。

呼吸性アシドーシスの時は
代謝性の代償が起こります。
6-12時間後に始まり2-3日で完成します。

急性ならΔHCO3- = 0.1 × ΔPaCO2となるはず
 ※ただ代償には限界ありHCO3- 30 mEq/L

慢性ならΔHCO3- = 0.35 × ΔPaCO2となるはず
 ※ただ代償には限界ありHCO3- 42 mEq/L



代謝性アシドーシスの時は
呼吸性の代償ですね。
これは代謝性とは違って速やかに起こります。

ΔPaCO2= -1.2 × ΔHCO3-となるはず
 ※ただ代償には限界ありPaCO2 15 mEq/L 



呼吸性アルカローシスの代謝性の代償は
6-12時間後に始まり2-3日で完成します。

急性ならΔHCO3- = -0.2 × ΔPaCO2となるはず
 ※ただ代償には限界ありHCO3- 18 mEq/L

慢性ならΔHCO3- = -0.45 × ΔPaCO2となるはず
 ※ただ代償には限界ありHCO3- 12 mEq/L



代謝性アルカローシスの
呼吸性の代償は速やかに起こります。

ΔPaCO2= 0.65 × ΔHCO3-となるはず
 ※ただ代償には限界ありPaCO2 60 mEq/L


お役に立てば幸いです♫

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posted by いしたん at 07:55 | Comment(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月13日

山本昇

山本昇先生の講演会を先日伺いました。

国立がん研究センター 中央病院で
抗癌剤の開発に長年取り組まれている
日本のがん治療のトップを走っている
先生の一人だと思います。

そこで日本の抗癌剤開発の現状について
初めて知ったことが沢山ありました。

今までの治験はI相、II相、III相と
積み重ねていくクラシカルな方法でした。
しかしそれでは薬剤承認までの時間が
長時間になってしまうなど
色々な問題がありました。

そこで最近はI相試験の後に
expansion cohortを入れることで
II相は行われずすぐにIII相へいったりするようになり
治験が多様化してきたそうです。

また個別化をベースにした治験が
とても沢山増えているようで、
各患者さん・癌の遺伝情報を事前に
知っておくことが必要になったそうです。

さらにさらに!

高速化が著しいようで、
ターゲットが見つかって薬ができるまでの時間が
とても短くなったそうです。
ですからあっという間に治験が始まり
エントリー期間があっという間に終わってしまう。

衝撃的なことはここからです。

日本ではそういったトレンドに
いまだに着いていけてないそうです。

多様な治験に対応できるCRCさんが少なければ、
患者さんの遺伝情報を共有する仕組みもない。
つまり治験に参加できる準備が全く整っていないそうです。

ですから、、、

あっという間に終わってしまう
エントリー期間に日本だけが参加できない。
つまり日本人でのデータが取れないため、
他の国で承認された新規薬剤を
日本だけが承認されないという
ドラッグロスが起こる可能性が
非常に高いということだそうです。

また日本はそんな状態ですから
世界の企業からは日本で治験をするメリットが
あまりないとされるようになっているようです。

日本だけが薬がなくなる!?

そんな可能性があること、
治験に参加することがいかに大切なのかを
初めて実感させていただきました。

山本昇先生のセミナーは
本当に怖いなと思ったゾクゾクするお話でした。
研修医の先生もより良い未来・医療を作り出すために
一体何をすべきなのかを考えるいい機会になります。

機会に恵まれたならお話を
聞きにいってみてください。

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posted by いしたん at 06:56 | Comment(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月21日

ACO

ACOとは気管支喘息とCOPDが
オーバーラップした病態です。

喘息とCOPDはそもそも鑑別が結構難しいです。
その二つの疾患が合併するとなると
もはや診断って何なのさーとなりますが、
実際にそういった方がいるのだから仕方ない!!

というわけでACO診断と治療の手引き2018(日本呼吸器学会) では
ACOにたどり着くまでのフローチャートがあります。

 COPD患者さんで喘息合併を疑う時は、、、
  @変動性 or 発作性の呼吸器症状
  A40歳以前の喘息既往
  BFeNO > 35 ppb
  C-1:通年性アレルギー性鼻炎の合併
  C-2:気道可逆性(FEV1.0>12%かつ>200 mLの変化)
  C-3:末梢血好酸球数>5% or >300 /μL
  C-4:IgE高値(総IgE or 通年性吸入抗原に対する特異的IgE)
  >>>
  @〜Bの2項目以上該当で合併ありと診断
  @〜BのいずれかとCの2項目以上該当で合併ありと診断

 一方で喘息患者さんでCOPD合併を疑う時は、、、
  喫煙歴(10パック/年以上) or 同程度の大気汚染暴露
  胸部CTで気腫性変化を示す低吸収領域の存在
  拡散障害(DLco<80% or DLco/VA<80%)
  >>>
  1項目以上の該当があればCOPD合併と診断

です!



喘息とCOPDのオーバーラップ(Asthma and COPD Overlap:ACO)診断と治療の手引き〈2018〉

原本を確認するならこのガイドラインです。

気管支喘息は肺癌と並んで
呼吸器内科の分野で今最も進んでいる
疾患の一つですから
きちんと診断してきちんと対応したいものですね。

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タグ:ACO 喘息 COPD
posted by いしたん at 21:26 | Comment(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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