気管支喘息の診断や治療効果の
参考になる検査です。
最近では測定可能な施設が増えてきましたが、
自分の病院では測定できない!という先生は、
チェスト株式会社のホームページを参考に、
測定できる病院に紹介されるといいと思います。
さて、一酸化窒素は正常でも
気道上皮細胞の誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)により
L-アルギニンから合成されて
恒常的に少量(<20 ppb)放出されています。
気管支喘息ではアレルゲン曝露後に
IL-4とIL-13が発現しiNOSが誘導されるため
FeNOが増加するとされています。
FeNOの結果についでですが、
22 ppb以上なら喘息疑い、
37 ppb以上なら喘息がほぼ確実、
とされています。
上昇するものは
喘息(アレルギーの機序で起こる喘息のみ)
アレルギー性気管支・肺 アスペルギルス症
好酸球性気管支炎
アレルギー性鼻炎
ある種のウイルス感染など
とされています。
一方、低下するのは
喫煙
アルコール
カフェイン摂取など
と言われています。
研修医くんが直接この検査をオーダーしたり
読む機会は病院によっては
全くないかもしれないですが、
参考になれば♫
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