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2019年09月13日

カテコラミン製剤

カテコラミン製剤は
ノルアドレナリン
アドレナリン
イソプロテレノール
ドパミン
ドブタミン
といった種類があります。

経口投与できるものなら
デノパミン
ドカルパミン
といったものもございます。

カテコールアミンとは
脳、副腎髄質、交感神経に存在する
生理活性物質の総称で
上記の中ではノルアドレナリン
アドレナリン、ドパミンが
生体内にも存在するものです。

この中では麻酔中の昇圧、
敗血症性ショックでの使用などから、
最も研修医くんが知っておくべきは
ノルアドレナリンだと思います。
詳細は後日記載しますが。。。

さて。

先日敗血症性ショックの患者さんで
ノルアドレナリンを使ったけれど
うまく血圧が上昇しなかったので
ドパミンに切り替えました。

というプレゼンをした研修医くんがいました。

ん???
待て待て。



日本版 敗血症診療ガイドライン 2016 (J-SSCG2016) ダイジェスト版

まずは上記日本版のガイドラインでもいいですし、
Surviving sepsis campaign guideline, SSCGの
英語論文を読んでもいいです。
(Crit Care Med. 2017 Mar;45(3):486-552.)

とにかく読むべしです。

ノルアドレナリンをもう少しきちんと
使ってみましょう。
そして敗血症性ショックならば
NAがダメなら次はアドレナリンか
バソプレシンとされているはずです。

カテコラミン製剤はそれぞれ
受容体の親和性も異なるので
色々と違いますからね。

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posted by いしたん at 21:36 | Comment(0) | 循環器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月08日

アトロピン

アトロピンは抗コリン薬の代表だと思います。

有機リン中毒や肥厚性幽門狭窄症などでも
もちろん使用するものですが、
そんな稀なものは良いです。

研修医としては房室伝導障害
(治療可能な原因のない急性症候性徐脈)や
麻酔中の循環器系の薬として
使うことが多いと思います。

知っておきたい薬の一つです。

■禁忌
緑内障
前立腺肥大症による排尿障害
麻痺性イレウス
アトロピンへの過敏症の既往

です!
使う前に確認しておきましょう。

■機序・作用
抗コリン作用ですが、
これはムスカリン性アセチルコリン受容体を
競合的に阻害することによっておこります。

■副作用
頻脈
口渇
散瞳
近接視困難
眼圧上昇
嚥下困難
尿閉
発汗減少

基本的な項目を確認しましょう。

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posted by いしたん at 21:15 | Comment(0) | 循環器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月29日

BNP

BNPとはB-type natriuretic peptideの略で
脳性ナトリウム利尿ペプチドと
日本語では記載されています。
心不全の診断、治療効果、予後予測の因子として
使われることが多いと思います。

ちなみに京大の井村先生らが
心臓から主に分泌されることを
発見されたものです。
(Biochem Biophys Res Commun. 1989 Jan 31;158(2):360-8.)
講演会を以前伺ったことがあるのですが
すごい先生でした!!



進化医学 人への進化が生んだ疾患

これも凄く面白かったです〜(・ω・)♫

寄り道してしまいました。。。
さてさて。。。

折角ですからBNPの基礎的なところから
確認してみましょう。

BNPは分子量が約3500の
ペプチドホルモンです。

BNPの合成までは、、、
(Am J Cardiol. 2008 Feb 4;101(3A):3-8.)

 心室では圧負荷がかかるとpre-proBNP 1-134の合成が開始される
 NT-proBNP 1-134が切断されproBNP 1-108となる
 その後BNP 1-32とNT-proBNP 1-76に切断され血中に流出する
  ※血中にはproBNP 1-108も存在する
 更にBNP 1-32がBNP 3-32やBNP 7-32になる

 ※番号はペプチドの番号です

 このBNP 1-32とBNP 3-32に生物学的活性がある

ということらしいです。

BNPの検査はBNP 1-32、BNP 3-32、
proBNP 1-108を測定しているそうです。

BNPは受容体結合後に内部化されて分解されたり、
中性エンドペプチダーゼNEPによる分解を受けます。
生物学的半減期は20分と短いですね。

BNPの機能としては血管拡張作用や
ナトリウム利尿作用があります。

ちなみにN terminal-proBNP(NT-proBNP)には
生物学的活性はないのです。

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posted by いしたん at 19:24 | Comment(0) | 循環器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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