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2022年08月17日

末梢型DVT

末梢型DVTの治療については
適応を含めて慎重な検討が必要です。

下肢の深部静脈血栓症は
その血栓症の存在部位によって
以下のように分類されます。

中枢型(近位型)
 定義:膝窩静脈から中枢側

末梢型(遠位型、下腿型)
 定義:膝窩静脈から末梢側

DVT治療の三大目標は
局所症状の改善、肺血栓塞栓症の防止、
血栓後症候群(PTS)の予防です。

末梢型DVTはそもそもが
無症状の症例が多いこと、
下肢静脈エコーで偶発的に見つかっても
数日で消失するものが多いこと、
PTSは中枢型で多いことがわかっています。

ですから抗凝固薬などの治療によって
末梢型DVTの何が改善するのかを
はっきりさせておくことが必要です。

というわけで末梢型DVTは
エコーを1週間ごとに行い中枢進展を観察し、
中枢進展があり、症候性で、出血リスクが低いなら
抗凝固療法を行うというように
ガイドラインで記載されています。

というわけで研修医くん!
ひらめ筋静脈の血栓を認めたからといって
大慌てする必要はありません。。。(^^;)

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posted by いしたん at 13:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月15日

深部静脈血栓症

深部静脈血栓症(DVT)は
筋膜より深層にある血管に
血栓ができる疾患です。

肺血栓塞栓症、奇異性動脈塞栓症など
重大な合併症を引き起こす可能性があり、
循環器ではない専門医でも
きちんと診断できるようになりたい病気です。

ガイドラインにも記載されていますが、
DVTについては問診と身体所見から
検査前臨床的確率の推定をすることが重要です。

 Wellsスコア(DVT用)
  活動性の癌(6ヵ月以内治療や緩和的治療を含む):1
  完全麻痺、不全麻痺、最近のギプス装着による固定:1
  臥床安静3日以上 or 12週以内の全身・部分麻酔を伴う手術:1
  下肢深部静脈分布に沿った圧痛:1
  下肢全体の腫脹:1
  腓腹部(脛骨粗面の10 cm下方)の左右差>3 cm:1
  症状のある下肢の圧痕性浮腫:1
  表在静脈の側副血行路の発達(静脈瘤ではない):1
  DVTの既往:1
  DVTと同じくらい可能性のある他の診断がある:-2
  >>>
  低確率:0
  中確率:1–2
  高確率:≧ 3

検査前臨床的確率が中確率以下の場合に
D-dimerを検査します。
Dダイマー陰性なら画像検査は不要とされています。

検査前臨床的確率が高確率なら
D-ダイマーは勘案せず画像検査へ進みます。
具体的には下肢静脈エコーや造影CTです。

鑑別すべき疾患は以下です。

蜂窩織炎
リンパ浮腫
リンパ管炎
廃用性浮腫
筋断裂
筋内筋間出血(外傷や動脈瘤破裂などによる)
筋膜炎
外傷
関節炎による腫脹
滑液嚢胞の破裂
中枢性静脈圧迫
脂肪浮腫
静脈弁不全

お役に立てば!

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posted by いしたん at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月28日

癌治療関連心筋障害 診断

癌治療関連心筋障害(CTRCD)は
近年注目されるようになった病態です。

悪性腫瘍治療するときに
心臓のチェックをしようということですが、
がんサバイバーの死因として
心血管疾患が多いということもあり、
きちんと知っておきたい疾患です。

診断、定義としては以下が有名ですね。

「癌治療前よりLVEFが10%以上低下しLVEF53%より下回る」
Eur Heart J . 2016 Sep 21;37(36):2768-2801.

分類としては、、、

Type I
 持続的、蓄積的で非可逆的な心筋障害
 原因はアンスラサイクリン系薬剤が有名です

Type II
 可逆的な心筋機能障害による機能低下
 原因としてはトラスツズマブが有名です

言ってしまえば薬剤性心筋障害かと思います。
悪性腫瘍の時に心臓をお忘れなく。

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posted by いしたん at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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