スポーツ心臓とは強度の高い長時間の運動トレーニングを
長期にわたって継続したことに起因する
心臓の機能的・形態的に変化とされています。
生理的適応現象ですね。
X線が発見され人体内部を撮像されるようになった
1900年頃に一 般市民よりアスリートの心陰影が
明らかに大きなことで提案された概念だそうです。
その後心電図波形や心エコーなどでも
その特徴が色々と報告されるようになった
という歴史なのだそうです。
先日アスリートの高校生が胸痛でやってきました。
CXRを撮ってみると心臓がでかい!!
循環器科のドクターに相談して
心電図、心エコー検査をしていただいたところ、、、
問診でトレーニングを2年以上繰り返して行う
若年競技者という典型的な方で、
遺伝精神疾患や突然死の家族歴はなく、
洞徐脈ですが心拍数は30拍/分以上ですし
CXRでCTR 55%以内ですし、
ECGの所見もスポーツ心臓らしい所見ですし(以下参照)、
Br J Sports Med . 2013 Feb;47(3):122-4.
Eur Heart J. 2018 Apr 21;39(16):1466-1480.
心エコーで左室内径に見合った壁肥大があります。
スポーツ心臓症候群と診断します。
少なくとも胸痛の原因ではないですよ。
とアドバイスしてくださいました。
結局胸痛は肋骨骨折疑いになりました。
いしたんはスポーツ心臓は正直初めてみました。。。恥
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posted by いしたん at 23:02
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循環器
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