長期 or 大量のステロイド投与後 or その減量中に
突然生じる多発性の脂肪織炎です。
ステロイドの副作用です。
病態としては長期大量のステロイド投与
→飽和/不飽和脂肪酸の比率が上昇
→脂肪の結晶化、脂肪変性
→ステロイド投与中止により抗炎症作用が減弱するため
と言われています。
皮膚陥凹や瘢痕は残さず
自然消退傾向を示す自然経過なので
治療は経過観察のみで良いと言われます。
ただし症例によっては、
ステロイドの増量、再投与を行います。
皮疹は速やかに消退しますが、
その後の減量は病勢に応じて
ゆっくり行う必要があります。
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