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2019年10月29日

シーハン症候群

シーハン症候群は出産時の大量出血で起こる
下垂体機能低下症です。

Sheehan症候群の病態は、、、

妊娠中に下垂体前葉が著明に増大する(生理的変化)
出産時に大量出血等でショックとなる
下垂体内の末梢血管が虚脱 or 血管内血栓が生じる
下垂体血管の攣縮と二次的血栓が生じる
出産後下垂体壊死で線維組織に置換される

です。

主に前葉の前下方の壊死が起こります。
その範囲や程度により以下の欠乏が生じます。

 ゴナドトロピン欠乏(LH、FSH)
 ACTH欠乏
 TSH欠乏
 プロラクチン欠乏
 成長ホルモン欠乏

一方後葉機能不全は稀とされています。

というわけで症状も多彩です。

急性期
 強い倦怠感
 授乳の失敗
  乳汁分泌不全が初発症状として多い
 陰毛の脱毛が再生しない
 嘔気・嘔吐

慢性期
 頭がフワフワする
 倦怠感
 授乳の失敗
 永続的無月経
 体毛の減少
 皮膚の乾燥
 性欲消失
 嘔気・嘔吐
 寒さに弱い

なかなか診断が難しいのですが、
上記のような症状があれば
まずは鑑別として挙げることが
第一歩だと思います。

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posted by いしたん at 21:52 | Comment(0) | 内分泌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月28日

SIADH 原因

SIADHと診断したなら次は原因です。
原因としては、、、

中枢神経系疾患
 髄膜炎
 外傷
 くも膜下出血
 脳腫瘍
 脳梗塞・脳出血
 ギランバレー症候群
 脳炎
 硬膜下血腫
 下垂体腺腫
 急性ポルフィリア
 脳外科手術


肺疾患
 肺炎
 肺腫瘍
 肺結核
 肺アスペルギルス症
 気管支喘息
 陽圧呼吸


異所性バソプレシン産生腫瘍
 肺小細胞癌
  異所性ADH産生腫瘍の11-15%(J Clin Oncol. 1986 Aug;4(8):1191-8.)
 膵癌
 膀胱癌、前立腺癌、腎癌
 悪性リンパ腫


薬剤性
 抗痙攣薬
 クロフィブレート
 デスモプレッシン
 アミトリプチン
 イミプラミン
 悪性腫瘍関連(Oncologist. 2012;17(6):756-65.)
  下垂体からのADH分泌促進
   ビンカアルカロイド系
    ビンクリスチン
    ビンブラスチン
   プラチナ系
    シスプラチン
    カルボプラチン
   アルキル化剤
    シクロホスファミド
    イフォスファミド
    メルファラン
   その他
    メトトレキサート
    インターフェロンα
    インターフェロンγ
   オピオイド系
   抗うつ薬
    三環系抗うつ薬
    SSRI
    MAO阻害薬
   抗精神病薬
    フェノチアジン系
    ハロペリドール
   抗てんかん薬
    カルバマゼピン
    バルプロ酸
  ADH様の作用を有するもの
   アルキル化剤
    シクロホスファミド
   NSAIDs
   抗てんかん薬
    カルバマゼピン
    ラモトリギン
   糖尿病治療薬

頭頸部癌
胸腺腫

上記などが知られています。
薬剤なども含めてしっかりと
知っておきたいものです。

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タグ:薬剤 原因 SIADH
posted by いしたん at 23:19 | Comment(0) | 内分泌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月22日

SIADH 診断基準

SIADHは色々な呼び名があります。

バソプレシン不適合分泌症候群とか、
ADH不適合分泌症候群とか、
抗利尿ホルモン不適切分泌症候群とか、
バソプレシン分泌過剰症とか
統一してほしいものです。笑

さて、、、

SIADHは低ナトリウム血症の原因として
かなりよく見られる疾患です。
N Engl J Med. 2007 May 17;356(20):2064-72.

ということで研修医くんでも
その診断ができる or 近いところまで
辿り着けることが必要です。

診断基準としては・・・

●バゾプレシン分泌過剰症(SIADH)の診断と治療の手引き(平成22年度改訂)
脱水所見がない
低Na血症<135 mEq/L
血漿バゾプレシン値・ADHが抑制不十分
血漿浸透圧<280 mOsm/kg
尿浸透圧上昇>300 mOsm/kg
尿中Na ≧ 20 mEq/L
血清Cr ≦ 1.2 mg/dL
早朝空腹時コルチゾール6 μg/dL以上
>>>
全てを満たしたら診断

となっています。
お役に立てば幸いです!

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posted by いしたん at 22:12 | Comment(0) | 内分泌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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