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2018年05月13日

病理医

病理医の仕事は組織を見て判断することですが、
生検、切除組織だけを見るわけではないのです。
剖検など解剖も重要な仕事の一つです。

そんなヒトの死体を相手にすることもある病理の先生と、
基礎研究者の先生と一緒に仕事をすることがありました。

マウスを解剖することになったのですが、
その時に病理のドクターがこう言いました。

「あー、可愛そう。何だか怖いですねー。
 お肉とか食べられなくなりそうです。」

基礎研究者の先生と自分と
一緒にいた研修医くんは思わず
病理のドクターを見てしまいました。

『え?ヒトを切っているのにですか?』

「あの時は"仕事"なのでそんなことを
 思っている暇もないのかもしれませんね。
 そしてもう亡くなっている人ですから
 生きていないとわかっているので
 少し感覚が違うと思います。」

『な、なるほど。意外でした。』

「私たちは別に"怖い人"じゃないです。
 仕事でやってるだけなんですよー。」

病理の先生は変わっている人が多いと
言われることが多いですが、
普通の感覚もちゃんと持っているのです。

↑当たり前か。笑

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posted by いしたん at 23:53 | Comment(0) | 病理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月17日

CPCレポート

CPCレポートは研修医にとって
かなり勉強になる良い機会ですね。

CPCとはClinico-Pathological Conferenceの略で
臨床医の情報と病理医の情報を
すりあわせて真実を探る場です。

自分は研修医の頃に
CPCレポートを行いました。

目的がわからないという研修医がいます。
アホな指導医にはCPCをしとかないと
研修病院の指定が受けられないから
テキトーにやっとけば良いよとか
言う人もいますがそんなことではないです。

おっと、愚痴はやめましょうね^^;

目的は死亡に至るまでの
フローチャートを書き上げることです。
これを血液検査や画像所見、
病理所見などから検証することです。

死の定義が呼吸の停止と心拍の停止だから
死亡の一つ前のステップは間違いなく
心不全と呼吸不全なはずです。

ただし、医療機器が発達した現代では
心不全や呼吸不全の単独の臓器不全で
死亡することは稀でしょう。
ということで、死亡の一歩手前は
多臓器不全、MOFです。

MOFの一歩手前に心不全とか
呼吸不全など単一臓器の病変が
あっても良いでしょう。

その一歩手前は何か
その前は?
どこの段階で基礎疾患と
繋がるのか?

そのつながりは妥当なのか。
これを考え、調べ、検証していくのです。
正しいとするか誤りとするかは
頻度、病態、客観的事実から判断します。

ここまでくると勘のいい方は気がつくでしょう。
そう、これはまさに
死亡診断書を書く過程ですね。

論文も沢山読むでしょう。
洋書を沢山めくるでしょう。
CPCの経験は病態を考察する習慣をつける
かけがえのない経験です。

しっかりやりましょう。

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posted by いしたん at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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