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2022年01月18日

風邪スコア

風邪スコアは小児麻酔をする時に
知っておきたい評価方法です。

手術の日の朝にチェックしにいきます。

  @鼻閉、鼻汁、くしゃみ
  A咽頭発赤、扁桃腫脹
  B咳、痰、嗄声
  C呼吸音異常
  D発熱(乳児は38℃以上、幼児は37.5℃以上)
  E食思不振、嘔吐、下痢
  FCXR異常
  GWBC増多(乳児は12000、幼児は10000以上)
  H風邪の既往(2週間以内)
  I年齢因子(生後6カ月以内)
  >>>
  0-2は健常、3-4は境界群、5-は危険群

上気道感染症は小気道の閉塞をきたし易くなります。
喉頭痙攣は5倍起こり易く、
気管支痙攣は10倍起こり易くなります。

もし危険群になるのであれば
2-6週間手術の延期を検討することもあります。

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posted by いしたん at 00:34 | Comment(0) | 麻酔科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月01日

硬膜外麻酔

硬膜外麻酔は手術部位から
穿刺部位や投与量を決定します。

 食道切除再建術
  部位:T4–6
  20–64歳:10 mL
  65–79歳:6–8 mL
  80歳–:5–8 mL

 乳房手術
  部位:T3–6
  20–64歳:7–10 mL
  65–79歳:5–7 mL
  80歳–:5–6 mL

 胃部分切除
  部位:T8–10
  20–64歳:10 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:5–8 mL

 胃全摘
  部位:T8–10
  20–64歳:10–12 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:6–8 mL

 肝・胆道系手術
  部位:T8–10
  20–64歳:10–12 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:6–8 mL

 腎臓・尿管手術
  部位:T10–11
  20–64歳:10–12 mL
  65–79歳:8 mL
  80歳–:6 mL

 小腸切除
  部位:T10–12
  20–64歳:10 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:6–8 mL

 大腸切除
  部位:T10–L1
  20–64歳:10 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:6–8 mL

 下行結腸・直腸手術
  部位:L2–3
  20–64歳:10 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:6–8 mL

 腹式子宮全摘術
  部位:L1–3
  20–64歳:12 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:6–8 mL

 帝王切開術
  部位:T10–L2
  20–64歳:10–12 mL

 膀胱全摘術
  部位:T10–L2
  20–64歳:10–12 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:5 mL

 鼠径ヘルニア
  部位:L2–3
  20–64歳:10 mL
  65–79歳:8–10 mL
  80歳–:8 mL

 下肢手術
  部位:L2–4
  20–64歳:10 mL
  65–79歳:8 mL
  80歳–:6 mL

参考にどうぞ♪

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posted by いしたん at 23:36 | Comment(0) | 麻酔科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月26日

悪性高熱症

悪性高熱症は骨格筋の筋小胞体の
Ca放出チャネル(リアノジン結合チャネル)の
遺伝学的変異がある方に起こる疾患です。

日常生活ではなんら異常が認められないのですが、
ハロタン、イソフルラン、セボフルランといった
揮発性吸入麻酔薬などの原因薬剤の投与後に、、、

 下顎強直
 全身の筋強直
 頻脈
 不整脈
 血圧の変動
  多くの場合は血圧低下

といった症状が出現します。

さらに、、、

 呼気終末二酸化炭素濃度の上昇
 筋弛緩薬の持続時間の短縮
  自発呼吸の出現
 急激な体温上昇(15分で0.5度以上)
 その後コーラ様赤褐色(ミオグロビン尿)
 心停止

といった所見が見られます。

病態は骨格筋の筋小胞体のCa放出が亢進し
筋収縮が持続することと
ミトコンドリアでのホスホリパーゼA2が活性化し
熱産生が高まることなのだそうです。

そういう意味では悪性症候群とも似ていますね。

緊急事態ですし後遺症も馬鹿にならないですし
まずは悪性高熱症の症状や異常所見について
知っておくことからかと思います。

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posted by いしたん at 00:24 | Comment(0) | 麻酔科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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