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2021年09月01日

トルソー症候群

トルソー症候群とは腫瘍随伴症候群の一つで、
凝固能亢進状態(DIC)が生じ、
非細菌性血栓性心内膜炎(NBTE)を伴い
全身性塞栓症(特に脳)を呈する病態です。

明確な診断基準はないようですが
(2021/09いしたんのざっくり調べ:汗)
多発性脳梗塞を発症して
DICを呈したり、炎症反応が高いなどあれば
悪性腫瘍の検索を忘れずに行いましょう。

原因となる悪性腫瘍は
以下のようなものが報告されています。
Am Heart J . 1987 Mar;113(3):773-84.

 白血病
 腺癌:圧倒的に多い
  肺癌
  膵癌
  胃癌
  卵巣癌(特にムチン産生腫瘍)
  大腸癌
  胆管癌
  前立腺癌
 良性卵巣腫瘍も

特に脳梗塞から発見されるTrousseau症候群では
婦人科疾患のことが多いようです。

治療は未分画ヘパリン静注や
ヘパリンカルシウム皮下注を用います。
※ワーファリンは効果が不確実とされています。

あとは原因となった悪性腫瘍の治療です。

脳梗塞と思ったらあれっ!?ということがあります。
非典型的だと思ったらしっかりと
チェックをしてみましょう!

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posted by いしたん at 23:41 | Comment(0) | 卒中科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月08日

失語

失語、失語症とは聴覚障害や構音障害がないのに
言語の理解や表出が障害される状態のことです。

リヒトハイム(L.Lichtheim)の失語図式に基づく分類が
非常にわかりやすいのでよく使われます。

前提として、、、

  皮質下聴覚言語中枢
  聴覚言語中枢
  言語の概念中枢
  運動言語中枢
  皮質下運動言語中枢

という経路が想定されていて
障害部位に応じて分類するものです。
この想定は理論的・解剖学的に
問題があると言われていますが
まずはここから入ると理解しやすいと思います。

分類としては以下のようなものが提言されています。

  皮質運動失語(ブローカ失語・Broca失語)
   運動言語中枢の障害による
    実際には中心前回・ブローカ野の障害
   自発言語・復唱・音読などの言語の産生が障害
   書字言語も障害
   言語理解は比較的良好
  純粋運動失語(皮質下運動失語、純粋語唖)
   運動言語中枢から皮質下運動言語中枢の伝導路障害(白質障害)
   自発言語・復唱などの言語の産生が障害
   文字言語は正常
  超皮質性運動失語
   概念中枢から運動言語中枢の伝導路障害(白質障害)
   音声・文字ともに自発言語の減少
   復唱が損なわれない
  皮質感覚失語(ウェルニッケ失語・Wernicke失語)
   聴覚言語中枢の障害
    優位半球側頭葉の脳梗塞(中大脳動脈領域)
     アテローム血栓性脳梗塞
    側頭葉皮質下出血
   言語理解・復唱の障害(聞いて理解できない)
   錯語を多く含む意味不明の文章を大量に産生する
    ※プロソディは障害されない
   文字言語の障害も音声言語に準じる
   しばしば病識欠如を伴う
  皮質下感覚失語(純粋語聾)
   皮質下聴覚言語中枢から聴覚言語中枢の伝導路障害
   音刺激のうち言語音のみが選択的に聴取できない
   言語理解と復唱が障害
  超皮質感覚失語
   聴覚言語中枢から概念中枢への伝導路障害
   言語の了解不良
   復唱は可能
  伝導性失語
   聴覚言語中枢から運動言語中枢の伝導路障害
   復唱障害が中心症状
   音声でも文字でも音節性錯語が多い
  純粋失読
   読字過程にのみ選択的障害あり
   書字能力や音声言語能力、書字能力は正常
  全失語
   言語に関連した全ての機能が重篤な障害
   非言語的な感情の疎通性や意欲は保たれることが多い
  健忘失語
   自発語と対象の呼称に喚語の障害が目立つ
    表出(特に固有名詞)が困難

上記の中でもブローカ失語、ウェルニッケ失語から
まずは理解していきたいところですね!

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posted by いしたん at 00:24 | Comment(0) | 卒中科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月11日

被殻出血

被殻出血は脳出血の中で
最も代表的な病型で脳出血の40%を占めます。

症状としては以下のようなものが見られます。

意識障害
構音障害
対側の片麻痺
対側の同名半盲

優位半球なら運動性失語
劣位半球なら失行・失認

知覚障害

身体所見としては病側へ向かう共同偏視が有名です。

病態は責任血管である
レンズ核線状体動脈外側枝の破綻で、
出血による内包の圧迫が起こると
対側の片麻痺が生じます。

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posted by いしたん at 22:18 | Comment(0) | 卒中科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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