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2020年09月01日

心理療法

心理療法とは何ですか?

研修医くんの素朴な質問でした。

簡単に言うと障害になっている
心理社会的因子を取り除くことや
患者さんの視点の変化を目的に
対話などをすることですかね。

と心理士さんの答えでした。

心理社会的因子は
準備因子、発症因子、持続因子、増悪因子の
4つに分かれていて
そのどこに障害を生み出す原因があるかを
検討していくことが重要なのだそうです。

それをどう介入していくかで
いろいろな種類の治療法があるんだそうです。

ということでそれぞれの因子の
一覧を作ってみました。

 準備因子:発達課題の達成をクリアできなかったなど
  乳児期・幼少期:愛着形成
   過干渉、低ケア、虐待、ボディタッチの不足、両親の不和、同胞葛藤、家族内交流不全
  学童期
  思春期
  青年期
   いじめられ体験、集団生活の恐怖、劣等感、不適応
  発症前の成年期
   職場:いじめられ体験、上司や同僚との交流不全、劣等感、過労、不適応
   結婚後:経済的苦境、子ども養育の問題、家庭内暴力、配偶者との交流不全、両親の介護、遺産相続問題、家老
   医療現場:医療事故、医療スタッフとの交流不全
   老後:生活空間への不満、生きがいの喪失、孤独感、配偶者の死去、死の恐怖
 発症因子
  外傷、交通外傷、病気の発症、手術、注射、過労など
 持続因子
 増悪因子
  休息を取らない

複雑なことはできなくても
上記のスクリーニングくらいは
日常診療でもできるようになりたいですね。

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posted by いしたん at 22:54 | Comment(2) | 精神科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月31日

精神遅滞

精神遅滞はウェクスラー成人知能検査(WAIS)
という検査で診断します。

WAISでは言語性検査と動作性検査があり
その結果をまとめたものが全知能指数(IQ)です。
人口の2/3がIQ 85-115に入ると言われています。

IQ ≦ 69で精神遅滞(知的障害)と
診断することができます。

重症度は以下の通りです。

軽度
 IQ 50-69
中等度・重症・最重症
 IQ ≦ 49

ちなみにIQ 70-85は境界域とされ、
精神遅滞とは言えませんが、
日常の些細なことが大きな悩みになっていることがあり
不適応になることが少なくありません。

問題行動を起こしたり、
心理社会的な問題から慢性疼痛を患っていたら
一度自閉症スペクトラム、精神遅滞、
発達障害、パーソナリティ障害などの問題も
検討してみる必要があります。

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posted by いしたん at 20:58 | Comment(0) | 精神科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月05日

抗うつ薬

抗うつ薬はもちろん大うつ病や
双極性障害などで用いる薬です。
しかし睡眠障害、せん妄、慢性疼痛症など、
他の病態でもお世話になることがあります。

というわけで抗鬱薬はある程度は
理解しておきたい薬剤です。

三環系抗うつ薬TCA
 最後の切り札(強力!)
 副作用は多い
  抗コリン作用:口渇、尿閉、便秘、低血圧、過鎮静
  QT延長:過量服薬で死亡する
  注意して使用すべき人:高齢者、不整脈、BPH、緑内障
  自殺企図
  悪性症候群
  相互作用も注意
  三環系抗うつ薬中毒
   心毒性で死亡する→心電図を!
   心室性不整脈(wide QRSとなりR on Tで死ぬ)
   治療
    重炭酸でpHを7.5以上にする
    Ia群は禁忌
    胃洗浄は良い適応
     腸管蠕動抑制がおこるため
 クロミプラミン
 イミプラミン
 アミトリプチリン
 アモキサピン
 ノルトリプチリン
 ドスレピン(プロチアデン)
 ロフェプラミン(アンプリット)

四環系
 抗うつ薬としての作用は弱い
 副作用は少ない
  四環系抗うつ薬中毒
   致死的不整脈
 強い鎮静作用に期待し、BZ系を使いたくない場合の睡眠障害、高齢者せん妄に使う
 塩酸ミアンセリン
 塩酸マプロチリン(ルジオミール)
 マレイン酸セチプチリン(テシプール)

SSRI
 三環系より安全性が高い
 社会不安障害、強迫性障害、パニック障害で第一選択
 効果発現まで時間がかかる
 セロトニン受容体刺激(悪心嘔吐、下痢)、性機能障害の副作用があり量の調整が必要
 相互作用
  ワーファリン作用増強、MAO阻害薬との併用禁忌
 パロキセチン
 セルトラリン
 フルボキサミン
 エスシタロプラム(レクサプロ):QT延長では禁忌
 ボルチオキセチン(トリンテリックス)

SNRI
 うつ病の第一選択、SSRIより効果的でTCAより副作用が少ない
 嘔気、嘔吐、尿閉、交感神経刺激作用(動悸)などあり
 循環器疾患、緑内障では要注意
 MAO阻害薬との併用は禁忌
 Discontinuation syndromeを来しにくい
 ミルナシプラン
 デュロキセチン
 ベンラファキシン(べんらふぁきしん、イフェクサー)

NaSSa
 ミルタザピン

その他
 抗うつ薬としての作用は弱い
 副作用は少ない
 強い鎮静作用に期待し、BZ系を使いたくない場合の睡眠障害、高齢者せん妄に使う
 トラゾドン
 スルピリド

まずは分類と一覧からです。
精神科の薬がわかる本も参考にどうぞ。

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posted by いしたん at 22:50 | Comment(0) | 精神科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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