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2019年12月21日

腰椎穿刺 頭痛

腰椎穿刺による頭痛は
正式には硬膜穿刺後頭痛、
以前は腰椎穿刺後頭痛と
呼ばれていたものです。

腰椎穿刺の時には対応できる様に
しっかりと知っておきたい病態です。

PDPHは以下の様な特徴をもつ
頭痛が主症状です。

 穿刺後数時間から3日以内に生じることが殆ど
 体位によって変化する強度の頭痛
  完全な臥位でのみ頭痛が軽快
  立位で悪化
 非拍動性の鈍い痛み
 両側性の後頭部や前頭部に起こる

頸部痛、嘔吐を伴うこともあります。

腰椎穿刺により髄液の量および圧が減少します。

それにより座位や立位で頭部の位置が高くなると
痛覚感受性のある脳底部の
髄膜が伸展し頭痛が生じるとか、
脳脊髄液の減少で相対的に脳内の血液量が増え
硬膜静脈洞や架橋静脈などの血管拡張をきたし
痛覚受容体が刺激されるとかの
病態が推察されています。

対処の方法としては、
横臥(枕をとる)、水分摂取励行、
弾性腹帯、カフェイン、鎮痛薬
などでまずは観察です。

それでも難しい場合は
硬膜外自家血注入療法
(ブラッドパッチ、epidural blood patch、EBP)
も検討されます。

重要なのは予防です。

細い針を使用する(24-27 ゲージ)
穿刺針が脊髄腔へ到達後はできる限り針先を回転させない
針を抜くときに内筒を入れてから抜く

といった自分たちにでもできることは
しっかりと取り組んでいきたいですね。

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posted by いしたん at 08:11 | Comment(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月08日

ウイルス性髄膜炎

ウイルス性髄膜炎は無菌性髄膜炎の
代表的な一病型です。

原因となるウイルスは多岐に渡ります。

■原因
エンテロウィルス:最多の原因
 エコーウイルス
 コクサッキーウイルスA、B
 ポリオウイルス
  ワクチン未接種で疑う
 エンテロウイルス
アルボウイルス
 ウエストナイルウイルス
 セントルイス
ムンプスウイルス
 ワクチン未接種で疑う
単純ヘルペスウイルス
 HSV-1
 HSV-2
ヒトヘルペスウイルス
 HHV-6
 HHV-7
水痘・帯状疱疹ウイルス
EBウイルス
リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス
サイトメガロウイルス
パルボウイルスB19
アデノウイルス
ライノウイルス
麻疹
 ワクチン未接種で疑う
 ワクチン接種後でも起こる
風疹
 ワクチン未接種で疑う
インフルエンザウイルス
パラインフルエンザウイルス
ロタウイルス
天然痘ウイルス
ヒト免疫不全ウイルスHIV
HTLV-1
日本脳炎ウイルス
 ワクチン未接種で疑う



Feigin and Cherry's Textbook of Pediatric Infectious Diseases: 2-Volume Set, 8e (Feigin and Cherrys Textbook of Pediatric Infectious Diseases)

を参考にしています。
原本を確認したい方はどうぞ!

最近の動向を知りたい場合は
国立感染症研究所感染症情報センターの
病原微生物検出情報にアクセスするといいです!

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posted by いしたん at 21:36 | Comment(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月22日

シャルコーマリートゥース病

シャルコーマリートゥース病は
遺伝性運動感覚性ニューロパチー(HMSN)と
ほぼ同じだと考えられています。

小児期と50歳前後のニ峰性に
好発するという疫学データからは
一般内科医でも初発時に遭遇することが
普通にあり得るということです。

ということで診断基準について
まずは知っておきましょう!!

@臨床症状:2項目以上を満たす
 筋力低下・筋萎縮
  下肢優位の四肢遠位部の障害(凹足、扁平足、逆シャンペンボトル様の筋萎縮、手内筋萎縮、足趾骨間筋萎縮など)が典型的
  四肢近位部が優位に障害される場合もある
  左右対称性
 感覚障害
  下肢優位の手袋・靴下型の障害が典型的
  感覚障害が目立たない場合もある
  左右対称性
 家族歴あり
 他疾病によらない自律神経障害、声帯麻痺、視力障害、錐体路障害、錐体外路障害などの合併を認める場合もある

A神経伝導検査異常:2項目以上を満たす
 正中神経の運動神経伝導速度 ≦ 38 m/s
 正中神経の運動神経複合活動電位の明らかな低下
 他の末梢神経の神経伝導検査で軸索障害 or 脱髄性障害あり
  ※脱髄が高度なら全被検神経で活動電位が導出できない場合もある

Bシャルコー・マリー・トゥース病に特有の遺伝子異常あり
 peripheral myelin protein 22(PMP22)
 myelin protein zero(MPZ)
 gap junction protein beta 1(GJB1)
 early growth response 2(EGR2)
 ARHGEF10
 periaxin(PRX)
 lipopolysaccharide-induced TNF-α factor(LITAF)
 neurofilament light chain polypeptide(NEFL)
 ganglioside-induced differentiation-associated protein 1(GDAP1)
 myotubularin-related protein 2(MTMR2)
 SH3 domain and tetratricopeptide repeats 2(SH3TC2)
 SET-binding factor 2(SBF2)
 N-myc downstream regulated 1(NDRG1)
 mitofusin 2(MFN2)
 Ras-related GTPase 7(RAB7)
 glycyl-tRNA synthetase(GARS)
 heat shock protein 1(HSPB1)
 HSPB8
 lamin A/C(LMNA)
 dynamin 2(DNM2)
 tyrosyl-ARS(YARS)
 alanyl-ARS(AARS)
 lysyl-ARS(KARS)
 aprataxin(APTX)
 senataxin(SETX)
 tyrosyl-DNA phosphodiesterase 1(TDP1)
 desert hedgehog(DHH)
 gigaxonin 1(GAN1)
 K-Cl cotransporter family 3(KCC3)

>>>
Definite
 @、A、Bを満たす
Probable
 @、Aを満たす

遺伝子検査は無理ですし
もちろん神経伝導検査も無理ですが、
@をしっかり確認して
CMTを疑える様になりたいものです。

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posted by いしたん at 15:07 | Comment(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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