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2022年08月06日

腎移植

腎移植は腹膜透析、血液透析に並ぶ?
末期腎不全に対する腎代替療法の一つです。

だんだんと実施件数は増えているようで、
2019年では2057例に施行されています。

一般内科でも知っておくべきかと思うのは
レシピエントの年齢制限はないということです。

アメリカのコホートでは高齢者でも
腎移植患者の生命予後は
透析患者に比較して有意に延長したという事実があります。
Nephrol Dial Transplant 25: 1680–1687, 2010

日本では死体腎移植(献腎移植)より
生体腎移植が多いのは昔からの特徴です。
夫婦間の移植も多いことと、
適応となるレシピエントの高齢化により
高齢者ドナーが増えているそうです。

もちろん高齢者は様々な併存症があり、
その評価が非常に重要です。
具体的には70歳以上のレシピエントの場合、
移植後2年を乗り越えられないなら透析の方がいいそうです。

またドナーの生命予後を脅かしてはいけません。
残腎機能のについては、
腎移植ドナーは腎提供前の
腎機能の約30%程度を失うようです。
ただし蛋白尿や高血圧などなければ
CKDは必ずしも進行しないと言われています。

1年後eGFR<30 mL/ min/1.73 m2のリスク因子に
ドナーの年齢と、
ドナー体表面積に対するクレアチニン値が
挙げられています。

高齢者だからと腎移植を諦めるのは違います。
どのような患者さんにどのような方からの
腎臓を移植すべきか個々の症例を
しっかりと評価することが必要です。

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posted by いしたん at 08:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 泌尿器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月23日

夜間頻尿

夜間頻尿とは夜間に排尿のために
1回以上起きなければならない状態です。

夜間尿は不眠になりますが、
眠れない以外にも以下のような
問題につながってきます。

転倒、骨折
 Int J Clin Pract . 2010 Apr;64(5):577-83.
うつ
 BJU Int . 2017 Aug;120(2):280-285.
性機能障害
メタボリックシンドローム

さらにさらに!

寿命にも関与すると言われてきましたが、
J Urol . 2010 Oct;184(4):1413-8.
近年メタ解析が報告されました。
J Urol . 2020 Mar;203(3):486-495.

夜間頻尿の存在により死亡リスクは27%増加しました!!

5年当たりの絶対的死亡リスクの増加は
60歳で1.6%、75歳で4.0%と、
高齢者ほど夜間頻尿が
死亡に与える影響は大きいものでした。

という訳で寿命に関わるならば
夜間頻尿は年齢だからねーと
聞き流すわけにはいきません!

デスモプレシンなどが使えるようになり
2020年に夜間頻尿診療ガイドラインが改訂されました。



夜間頻尿診療ガイドライン

泌尿器科の専門医ではない
一般医に対してもフローチャートがあります。
きちんと勉強して対応できるようにしましょう。

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posted by いしたん at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 泌尿器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月19日

前立腺炎

前立腺炎は発熱を伴う
男性の尿路感染症の原因として
研修医くんでもきちんと理解しておきたい
疾患の一つかと思います。

前立腺炎はNIHによって
以下のように分類されています。
(Krieger JN Urology 1996)

  カテゴリーI:急性細菌性前立腺炎
  カテゴリーII:慢性細菌性前立腺炎で細菌検出あり
  カテゴリーIII:慢性前立腺炎で細菌検出なし
   慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群
   IIIA:炎症を有する
   IIIB:炎症を有さない
  カテゴリーIV→無症候性炎症性前立腺炎

NIH分類1の急性前立腺炎は
救急などで対応することがあります。

■症状
発熱
排尿困難
頻尿
排尿時痛
血尿
会陰部や下腹部の不快感

上記のような症状を訴える、、、

■疫学
リスク
 前立腺の鬱滞や鬱血をきたす会陰部の圧迫や刺激
  長時間のドライブ
  オートバイ
  自転車
  乗馬
 過度の飲酒
 性交
 手淫
 射精の中絶
 経尿道的医療行為

といったリスクを持った男性がいたら、
直腸診で前立腺の圧痛、腫大を
ちゃんと確認してください。
尿検査や培養、血液検査も重要です。

どうも直腸診のハードルが高い
研修医くんがいますが、
きちんと診断根拠を確認せず、
意味のない薬を出す方が
よほどリスクだと思います。

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posted by いしたん at 22:54 | Comment(0) | 泌尿器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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