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2021年10月18日

女性化乳房

女性化乳房ってなかなか言いづらいです。
男なのに胸があるので病気じゃないかと
心配ではあったのですが
そもそも胸が大きくなったと言うのが
とても恥ずかしいんですよ。

先日、胸の痛みを主訴に受診され、
薬剤による女性化乳房と診断した方が
改善後にそう仰いました。

確かに仰るとおりですね。
勇気を出して相談してくれたからこそ
医師も一発で診断と方針を決められるように
なっておく必要があります。

女性化乳房の原因は以下のようなものがあります。

エストロゲン過剰
 真性半陰陽
 精巣腫瘍
 胚細胞腫瘍
  絨毛癌
  セミノーマ
  など
 副腎皮質腫瘍
 hCG産生肺癌(小細胞癌)
 甲状腺機能亢進症
 甲状腺機能低下症
 肝硬変

アンドロゲン作用低下
 原発性(睾丸性)性腺機能低下症
  クラインフェルター症候群
  アンドロゲン受容体異常症
   睾丸性女性化症候群
   Reifenstein症候群(レイフェンステイン症候群)
   球脊髄性筋萎縮症
 続発性(視床下部下垂体性)性腺機能低下症
  ゴナドトロピン単独欠損症
  高プロラクチン血症
  神経性食思不振症
 慢性腎不全

薬剤性
 ジギタリス
 H2 ブロッカー
  シメチジン
 向精神薬
 降圧薬
  Ca拮抗薬
   ニフェジピン
  K保持性利尿薬
   スピロノラクトン
 ホルモン薬
  エストロゲン
  抗アンドロゲン薬
   ビカルタミド
  デュタステリド

特に薬剤性についてはとても重要です。
覚えておきましょう。

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posted by いしたん at 23:55 | Comment(0) | 内分泌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月17日

抗PD-1抗体

抗PD-1抗体は外科的切除、化学療法、
ホルモン療法、放射線療法に加えて
近年出てきた癌免疫療法の一つです。

効く人は長期的にめちゃくちゃ効くという
テールプラトーが特徴なのですが、
全然効かないどころか
むしろ悪化させてしまうこともあります!!

ということで患者の層別化(プレシジョンメディシン)が
重要な課題であると言われています。

例えばPD-L1の発現は
胃癌などでは参考にならないとされ、
Lancet . 2017 Dec 2;390(10111):2461-2471.
腫瘍遺伝子変異量(TMB)は
非小細胞肺癌ではTMBが高いとしても
治療が奏功するとは限らないとされます。
N Engl J Med . 2017 Jun 22;376(25):2415-2426.

という訳で2020年現在での
マーカー探しのサマリです。
Nat Rev Cancer . 2020 Nov;20(11):662-680.

作用機序は明快なので、
あとはどうやって患者さんを分類して
適切な患者へ個別化医療をしていくかですね。

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posted by いしたん at 22:37 | Comment(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月16日

大腸潰瘍

大腸潰瘍は下部消化管内視鏡が
行われることが増えて
遭遇する機会が増えているようです。

いしたんは先日初めてS状結腸潰瘍の
患者さんにお会いしました。

大腸潰瘍って回盲部潰瘍くらいしか
鑑別を知らないぞ。。。
というわけで大腸潰瘍の原因を調べてみました。

特発性
 潰瘍性大腸炎
 クローン病
 腸管ベーチェット

感染性
 カンピロバクター腸炎
 サルモネラ腸炎
 細菌性赤痢
 病原性大腸菌腸炎
 アメーバ赤痢
 サイトメガロウイルス腸炎
 腸結核
 エルシニア腸炎

薬剤性
 NSAIDs
 抗菌薬起因性出血性大腸炎
 Collagenous colitis

血流障害
 虚血性大腸炎
 急性出血性直腸潰瘍
 粘膜脱症候群
 放射線性腸炎

全身性
 アミロイドーシス
 関節リウマチ

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posted by いしたん at 13:07 | Comment(0) | 消化器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月15日

JAK阻害薬 副作用

JAK阻害薬の立ち位置が
最近結構変わりつつあるようです。

A3921133試験というORAL試験の市販後調査で
血栓症(MACE)と悪性腫瘍の発症確率が
高くなるという衝撃の報告がなされたからです。

特に悪性腫瘍は増えないと
少し前までは報告されていたので
Ann Rheum Dis. 2017 Jul;76(7):1253-1262.
世界中が驚いた報告だと思います。

トファシチニブだけではなく
JAK阻害薬 一覧で書いたような
他のJAKiでもその可能性について
添付文書などに記載されるようになってきました。

という訳で、、、



関節リウマチ診療ガイドライン2020

でもJAKiのポジションが生物学的製剤と同等ではなく
後に位置付けられることになりました。

乾癬、潰瘍性大腸炎、アトピー性皮膚炎など
RA以外の疾患にも適応が広がっていますから、
どの科のドクターであっても
悪性腫瘍については今後のさらなる報告に
注意していく必要がありますね。

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posted by いしたん at 22:18 | Comment(0) | 膠原病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月14日

抗リン脂質抗体

抗リン脂質抗体(aPL)の関係性が
いまいち分からないんですよね。

研修医くんが相談にやってきました。

抗リン脂質抗体症候群(APS)で
臨床的に使われている+αのaPLの検査を列挙すると
以下のようになります。

抗カルジオリピン抗体
 抗カルジオリピン・β2グリコプロテインI複合体抗体
抗β2GPI抗体
ループスアンチコアグラント
ホスファチジルセリン依存性抗プロトロンビン抗体

沢山あって確かにその関係性は理解しにくいですね。

ざっくりまとめてしまうと実は
2種類の抗体しかないと思っていいと思います。

β2GPIの第1ドメインを抗原とするもの、
プロトロンビンを抗原とするものです。

前者を検出するために抗カルジオリピン抗体とか
抗カルジオリピン・β2グリコプロテインI複合体抗体とか
抗β2GPI抗体といった検査があります。

挙げた順に感染症などによる
一過性に陽性となる症例などを
どんどん除外できるので特異性が高くなってきます。
ただし抗体の多様性があり片方でしか
検出できないこともあり今だにどちらの検査も重要です。

後者を測定するものが
ホスファチジルセリン依存性抗プロトロンビン抗体(aPS/PT)ですが、
これはまだまだ保険収載されていません。
ということでループスアンチコアグラント(LAC)が重要です。

LACはin vitroのリン脂質依存性凝固反応を
阻害する免疫グロブリンという定義です。
多様な特異性を有する抗体を包括するとされますが、
多くはαCL-β2GPI複合体抗体(つまりβ2GPIの第1ドメインを抗原とするものですね)と
ホスファチジルセリン依存性抗プロトロンビン抗体の
二つのサブタイプになります。

ということで抗カルジオリピン抗体、
抗β2GPI抗体、ループスアンチコアグラントの
3つの検査はいずれも重要ですが、
実は見ているものは2つという感じで理解すれば
スッキリと理解できるのではないかと思います。

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posted by いしたん at 22:04 | Comment(0) | 産婦人科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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